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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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3322/3375

25年9月5日号『ニューメディアの功罪』

 貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。


 テレビ・新聞で構成されるのを

オールドメディアと呼ぶのなら、

ネット・SNSで構成されるのが

ニューメディアだと

勝手に呼んでいます。


影響力のパワーバランスは

10年以上までは前者が

未だ強かった中で、

オールドメディアが報じきれない

話題を補完するのが役割だと

考えていましたが、

みるみるうちにその差が詰まって

あっさり逆転。

ニューメディアの風を帆に受けて

成長を遂げた大企業から

1個人までチャンネルを持って

成り上がりを

果たされた方も見られます。

配信を始めるにしても

一通りの機材を揃えるにも

最低20万円かかると言われます。

決して安くはない額ですが

高校生がアルバイトで貯めて

買える金額と手が届く所まで

ハードルが下がったように思えます。

(レッドオーシャンに

足を踏み入れる覚悟も必要ですが

それはまた別の話)


 ニューメディアの功と言えば

裏側を垣間見ることができる。

映画・ドラマのメイキング映像や

ライブ映像を流しながら

出演者が撮影の様子を振り返る

オーディオコメンタリーは

今後販売されるDVDの特典に

封入されるおまけですが、

それが配信されるケースもあります。

ドラマの撮影現場の裏側で

強面の俳優さんがにこやかに

会話をされていたり、

差し入れのスイーツに

えびす顔で舌鼓を打つ様子に

ほっこりすることもあります。


一方、罪といえば、

見えすぎてしまうこと。

折角作り上げたイメージが

ニューメディアからの

暴露によって大きく崩壊、

改善に努めたとて

一度付いたデジタルタトゥーが

今後の人生に大きな影と落とす、

芸能の世界では度々見られます。

明け透けと言えば聞こえはいいですが、

見えていなかった部分を

楽しんだ時代を知りますと、

少し残念な気持ちになります。


テレビしかなかった頃、

その設定を懸命に守り抜いて

笑いを保ったケースがあります。

以前、数年前お亡くなりになった

六代目の三遊亭円楽さんが

まだ楽太郎と呼ばれ、桂歌丸さんが

大喜利メンバーだった頃の大喜利は

互いを罵り合って笑いを

取っていた時期がありました。

そのきっかけは楽太郎さんが

大喜利に出て日が浅く

あまり受けが取れなかったのを

憂慮した歌丸さんが

「私をいじってもいい」と

助け舟を出して毒舌・腹黒で

人気に火が付きました。


歌丸さんの優しさから端を発し、

楽太郎さんも第3の父と

尊敬していた中の良さでしたが、

人気が出れば出る程

仲が悪いイメージを

守り通さなくてはなりません。

しかも全国行脚となりますと

移動の新幹線や飛行機の席も別、

一緒に歩くなんて論外と

視聴者の目を欺くために徹底した。

これが仲の良い様子が

暴露されていたとすると

ここまで爆発的な人気を

誇っていただろうか。

もしもを考えて腕を組んでいます。

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