4月4日号『異質を愉しむ』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
なろうの世界で無駄文を掲載を続けまして、そろそろ300本の大台も見えてきました。
ここまで習慣が付いてしまえば、1年連載の道も見えてくるものです。
相変わらず話題に窮したり、日付変更線をうっかり超えていたりという
数多くの失態も目立ちますが、まずはホッとしております。
これは勝手に思い込んでいる事なので、正解ではないとは思うのですが、
無駄文の根本にあるモノは、
『如何に小さな異質を楽しもうとできるか』にあるんじゃないかと感じるようになりました。
一般的には、朝起きて食事を取って仕事をこなし、
ちょっと残業しながら仕事を終えて帰り、遅い夕食を摂って、
明日もまた早いからと早々に眠る。
こんな感じのローテーションで1日を過ごされるでしょう。
これが習慣付いてしまいますと、仮に些細な異質が見つかったとしても、
仕事とは全く関連性がなければ「あっそう…」で終了してしまうでしょう。
それは少々勿体無いように思えるのです。
人それぞれに独特の感性が備わっているのですから、
その気付きも大切にできれば、新たな何かを生み出せるかもしれません。
それを活用できれば誰にだって、
逸般人のような無駄文が書ける素養は眠っていると私は考えます。
そんな逸般人が今日気付いた異質をお話しようと思います。
少々シリアス寄りですが、暗い話題ではないのでお付き合いくださいね。
さぁ、春本番という言葉がチラホラとするようになりました。
遅れに遅れてまだかまだかと思っていた桜もそろそろ満開の声を聞けそうです。
今年は小学校の入学式に合わせて桜が見頃になる地域も多いようですから、
お子さんを皮切りに、その年頃のお子さんを持つお父さんお母さん、
更に目に入れても決して痛くないであろうお祖父ちゃんお祖母ちゃんにとっても、
忘れられない1ページになるでしょう。
外を歩いていても「光合成をしたがる植物の気持ちがわかる気がする…」と、
寒さから急か急か歩かずに、ゆったり歩けるようになってきました。
(それでも後ろから抜かれそうになると、思わずストライドを伸ばしてしまうのですが…)
しかし今年は何だか異質な風景が多く見られるのです。
こんなに暖かくなっているのですから、それに誘われて桜の花も開いていると思いきや、
花びらをつけている桜は少ないと言った方が当てはまったのです。
調べてみると、冬の名残が残っているようで、
桜の開花が宣言されて満開にまで進むのに、一週間ほど時間を要するようですが、
その最中に気温が高い状態で推移するのが条件になっており、
最高気温が低い状態が続いていたために、花をつけていない木もあるのだそうです。
恐らく明日以降に場所によっては暑いと感じる日も見られるようですので、
一気に桜たちも足並みを揃えて開花に向かうでしょうが、
冬の殺風景な雰囲気が残っている場所を通り抜けてゆく春風。
恐らく、今日が冬と春が入り混じる稀有な光景を眺められる最後の一日となるでしょう。