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3月31日号 『THE BACK-NUMBER』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



月末になりましたので、恒例となっております『THE BACK-NUMBER』シリーズです。


今回は無駄に背が高いだけの木偶(デク)の嘆きとなっている


高身長シリーズをお届けしようと思います。


総じてスチャラカ路線ですので、気楽にお楽しみいただければと思います。



これまでの無駄文の中でも色々とボヤキ続けましたが、


今回は高身長の方なら、誰もが通るような「鉄板」の話題になっています。


これも高校生時代の事です。


クラスが編成されてまだ日が浅く、親睦を深めようと


仲間内でボウリングでもやろうじゃないかという話が出てきました。


乗り気な仲間達を募ってみますと、10人強のそこそこな所帯となりました。


我が母校は、色々な地域から人が集まっている高校でしたので、


地元出身もいれば、奈良・神戸・和歌山あたりからと、


まさにバラエティに富んだ面子が顔を揃えるのです。



今でこそ連絡は携帯電話や無料通話アプリ等が常識になっていましたが、


逸般人が高校生の時代にはそんな便利なツールが登場せず、


ポケベル(この言葉自体が懐かしい…)が流行りだした頃でしたので、


問題は待ち合わせ。


最も手っ取り早いのは、高校に集合なのですが、


最寄りの駅から中途半端に遠かった事もあり、面倒臭がる意見が噴出してしまいました。


落としどころとして、浮かんだのは「鶴橋」駅。


関西圏では大阪と奈良と三重方面のハブ駅の一つで、


高校からも比較的近い所にあり、誰もが納得をしてそこに決まったのです。



そこで、友人の一人がこう言ったのです。


「駅の構造とかよくわからんけど、そんな時はどうする?」


その問いに対して、別の友人が返した答えは、逸般人の耳を疑うものでした。


「大丈夫大丈夫、コイツおるし」


という友人の視線の先には、間違いなく逸般人の姿。


この瞬間から、集合場所は


『日曜の午前9時に、鶴橋駅の『お前』に集合』となったわけです。


それから以降、連絡手段を各自が手にするまでは、


集合場所は、『○○駅にいるお前』が定説となってしまいました。


このトーテムポール的、またはガイドさん的なポジションを仰せつかってしまいましたので、


「問答無用!遅刻厳禁!」の金看板を背負ってしまったのです。


無論、全員が来る前に集合場所にいなければならないので、


相当早めに出かけないといけなません。


しかも、全員が揃ったときはいいのですが、


誰かが遅れた場合でも、集合場所に『お前』という言葉が含まれている以上、


その誰かを待ち続けなければいけないのです。


「すまん、遅れた」とネタみたいに言って近づいてくる友人を、


「まぁ、気にすんなって」っと笑ってスルーはしていましたが、


若干、腑に落ちない気持ちを抱えていたのは概ね事実です。


今思えば、ドタキャンされる事がなかったのは僥倖でした。


『高身長だからこそのデメリット』


目立ってしまう事がきっかけの、『待ち合わせトーテムポール事件』でした。

追記)


更に、こんな事があったのです。


若かりし頃の逸般人「うし、30分前に着いた。 流石に誰も来てへんやろ…」


若かりし頃の友人「遅い!何やっとんねん!」


若かりし頃の逸般人「ちょ…待て!お前、何時から来とってん?」


若かりし頃の友人「うん。1時間前にはおったな」


若かりし頃の逸般人「………ホンマかいな」


意地でもネタに走る友人に敬意を払うために、


個人的一時間前集合になったことは言うまでもありません。

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