3月22日号 『おもえば とおくへ きたもんだ』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
思わず「懐かしい」とお感じになられる方もいらっしゃると思います。
財津和夫さんを擁する【チューリップ】でしょうか。
それとも武田鉄矢さんを擁する【海援隊】でしょうか。
双方とも70年代からフォーク・ニューミュージックのジャンルで名を馳せ、
【贈る言葉】や【サボテンの花】などの名曲は、今でも著名度は高く、
世紀を跨いでもファンの多いグループですが、
個人的には後者のイメージが印象に残っています。
調べていますと、このタイトルは詩人・中原中也の詩の盗作だとありましたが、
そんな事を言ってしまうと、新たに作られる制作物の文章の一部分だけでも、
「これは○○○○という作品に使われた盗作である!」と指摘され、
単純にこれからシーズンを迎える『桜』という言葉すら使えなくなってしまいます。
それを突く事自体が無粋であると思います。
と、話がズレていきそうなので閑話休題…
歌詞をご覧いただくと、懐古主義の典型のような歌詞が並びます。
とはいえ、年齢的にはまだ懐古に浸る年代ではありませんし、
そんなに長い年月が経過しているエピソードもないよなぁと思っていたのです。
そう、昨日までは…
皇太子ご夫妻の長女愛子さまが中学校をご卒業されたのが話題となりました。
赤ちゃんの頃からの成長の過程をメディアが追い続けていますから、
「あの赤ちゃんが、あっという間にここまで大きくなったのね」と。
妙な親戚感を滲ませてしまうのですが、
そろそろ小学校や中学校の卒業式シーズンだそうですね。
中年のオッサンですから、【卒業】という言葉とはすっかり縁遠くなり、
最早、季節の話題の一環として流してしまいます。
思わず小学校時代の卒業アルバムを開こうと本棚に指を伸ばそうとしたのですが、
ふとその指が止まってしまいました。
無駄文で何度も申し上げているので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
逸般人は1980年生まれで今年が37歳になるという事は公表しています。
小中学校に留年の概念は存在しませんので、
卒業アルバムに刻印されていた数字は「93」となります。
単純計算しますと2017-1993=24(年)の月日が経過しています。
もう1年経過しますと卒業から【四半世紀】という大きな節目がやってきます。
結婚して25年で銀婚式。金婚式の半分とは言え金に次ぐ言葉を使われているのですから、
その重みは推して知るべしで、数字として算出すると8760日、時間に直すと210240時間。
千里の道も一歩からとはよく言われますが、その一歩が積み重なって、
物凄く遠い所まで歩まされたんだと目が細くなってしまうのも自然な事なのかもしれませんね。