3月15日号 『大切にしすぎて』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
自己分析をしてまず思うのは「雑然としてる部屋を何とかしなさい」
【これだけはやりたくはない家事を1つ選びなさい】という質問をされれば、
即答で【整理整頓】という回答が返せるぐらい雑然としています。
足の踏み場もない…と言えば、若干誇張表現になってしまうのですが、
色々な所に大辞泉先生を始め、主に書籍類が転がっています。
よくアルベルト・アインシュタインやスティーヴ・ジョブスといった天才の机は
散らかっているというのはよく言われますが、
平々凡々の逸般人の机が散らかっていても「片付けなさい!」と
軽いカミナリを落とされてしまうのがオチです。
わざわざ資料を収納するよりも、手に届くあたりに置いておけば、
必要になった時にすぐに手に取れるメリットが大きいとは思っているのですが、
それは個人の勝手な解釈によるもので、あまり理解はされないものでしょうね。
とはいえ、そんな考えに至ってしまうのも様々な経験を踏まえての事なのです。
その理由が今回のタイトルになっています。
スチャラカ路線ですので、肩の力はお抜きください。
【大切にしすぎて】ですので、伴ってくる言葉は限られてきますが、
大半は失策を招いているという結びになっています。
契約書や離職票・源泉徴収票などの重要書類に関しては、
再発行するためには結構な手続きが必要になります。
特に離職票の再発行をするためには、前職の職場に資料申請をせねばならず、
中々に気が進まなくなってしまいます。
紛失なんて以ての外といった重要書類は、決して忘れてしまわないように、
普段遣いしない書類ケースや金庫などで保管すべきモノとなります。
しかし、人間という生き物は、良い意味でも悪い意味でも忘れてしまう生き物です。
辛い恋愛などは忘れてしまうに越した事はありませんが、
保管している場所を忘れてしまえば、大事になってしまいます。
そんな中、逸般人が大切にしすぎて忘れてしまったのは【銀行の実印】でした。
十数年以上前、財布ごと何処かに紛失してしまい、
慌てて取引停止の連絡をしたまではいいのですが、
一文無しとなってしまった以上、お金を下ろさないといけません。
キャッシュカードの再発行には時間がかかりますので、
直接銀行に行って、手続きを踏まないといけません。
となると、必要になってくるのは通帳に登録してある実印ですよね。
当時の逸般人もそれは承知していたのか、大切な場所に保管をしていたはずなのです。
…が、ここでやってしまうのです。
その保管場所を失念してしまったのです。
人生で初めて開設した口座をずっと使い続けてきた事もあってか、
「絶対に無くしちゃいかん!」と普段滅多に手が入らない所に保管していた反動が、
紛失という形となって現れたのです。
其処ら中をひっくり返しながらの捜索時間は2時間を超え、
万策尽きる寸前に、「そういえば、上の押し入れって結構奥行きがあったよね」と、
ギリギリ手が届く所にあった収納箱の中にあった巾着袋の中に入っており、
無事事無きを得たのです。
思いが強すぎた行動の一環だとは思うのですが、厳重にしすぎるのも考えものだと、
ひっくり返し続けて、雑然に一層に拍車をかけた部屋を見てしみじみ思ったのです。