2月26日号 『しみじみしじみ』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
ノリと勢いのみで付けたタイトルですので、スチャラカ路線になると思いきや、
少々真面目なテイストになるかもしれません。
い、いや、やはりスチャラカになる可能性も秘められています…
「どっちやねん!」と思われるかもしれませんが、
それは約一時間後の出来上がりで決まりますので、現時点(23:01)では断定ができないまま、
究極の【なりゆきまかせ】の幕が今静かに揚がります。
『テレビメディアが発表する報道は、
親会社である新聞社の思想が混じるので見る必要はない。ネットこそが真実である』
確かに一理あると思います。
思想が単一されているのなら、放送局も1局で統一されている事でしょう。
インターネットなら、隠蔽などの邪推もありますが、
大半は重要度の問題で取り上げられなかったニュースも取り上げられています。
情報量という部分では、Webに一日の長があるのは確かですが、
巷を騒がせるフェイクニュースで金銭を稼ごうとされる方も多く、
各情報の信憑性という部分では、未だにテレビメディアに軍配が上がるように思えます。
ですが、大きなディジタルディバイド(情報格差)の差があるだろう
お年寄りの方々にとっては、相変わらずテレビメディアの影響力は大きいものです。
そんな中、とある時間帯のニュースを父と共に観ていました。
ニュースとして出てきたのは、最近頻繁に出てきます【高齢者の事故】。
よくブレーキをアクセルの踏み間違いで、店頭に突っ込んでしまう事故の話題です。
「踏み間違いするなんて、あるかいな…」と呆れる様子の父でしたが、
事故を起こされた方の年齢が(70)と書かれているのを見て、
「嘘やろ、年下やん…」と唖然とするのが定例となり、
ニュースで目の当たりにする事で、安全運転への意欲も新たにするのでしょう。
そんな父を、関西人特有の【イジり】で場が和むワケですが、
それ以降のニュースの話題も流していると、妙な感覚になったのです。
流れてきたのは何という事のない【地域のニュース】、
覚えているのは、将来起こりうるであろう南海トラフ地震で発生するの津波への対策として、
現地に住んでいる方が避難訓練をされている様子が映されていました。
それ以降も観ている側が、ちょっとほのぼのする地方の話題が報道されて、
あっという間に天気予報のコーナーへと移っていったのです。
少し考えてみてすぐに合点がいきました。
「そうか…今日、死亡事故や殺人事件が1件も報道されていないからかぁ…」
一番最初のアクセル踏み間違いも、怪我をしている人はおりませんでしたので、
単なる物損事故として片付けられるでしょう。
【或る二人の会話】中で必要でしたので調べて驚いたのですが、
年間の自殺者は3万人を切っているようですが、
それでも1日で80人ぐらいが自分で死を選んでいますし、
遺書がない自殺は『変死』扱いでカウントされていませんから、
それを含めますと、実際は10万人以上が自殺してるって話もあります。
10万人を1日平均で算出すると約273人が亡くなっている以上、
脳味噌がどれだけ楽観的なんだと苦笑いをするのですが、
死者が発表されないニュースが、
平和な雰囲気をしみじみ味あわせてくれると肌で感じるいい一日となりました。