2月23日号 『目算』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
「程良い」という言葉を大辞泉先生で引きまして、
小学校時代の漢字練習帳で何度も繰り返して書き直したい気持ちになっています。
連日、シリアス且つ重めの無駄文を提供してしまいまして申し訳ございません。
個人的な目標は7:3でスチャラカ多めを目指しているのですが、
この程良さが中々に達成できない難しさに直面しています。
とはいえ、狙ってしまうと何も出てこなくなってしまい本末転倒。
もっと様々な方面に張り巡らせるアンテナ・その手助けになるであろう知識など、
錆を落として研磨をかけない箇所は所々に散在しているようです。
今回はスチャラカ路線ですので、肩の力はお抜きいただけると思います。
「さて…どうしたもんかなぁ…」と夕食用に冷蔵庫を開きますが、
何故か逸般人の表情に冴えが見られません。
買い出しのタイミングが遅れたのか、オカズのヒントになりうる商品が見当たりません。
朝食がTKGでしたので、夜もTKGというのも考えモノ。
そんな時の強い味方になってくれるのが『冷凍食品』ですね。
バラエティ色に富んでいる冷凍室から発掘されたのはカレーライスの作り置き。
『ひと晩寝かせたカレーは美味しくなる』とは以前から言われ続け、
もはや常識の範疇に入り込んでいる言葉ですが、
一方で沸騰するまで加熱を加えても死滅しない菌の存在が明らかとなり、
その地位にゆらぎが生じている模様です。
その菌への対応策として唯一挙げられているのが冷凍する事と知ってか、
我が家の冷凍室には作っておいたカレーのストックが眠り続けているのです。
冷凍したのパックをレンジで解凍すると、中身が漏れ出てしまいますから、
取る手法は湯煎して半解凍の状態にした後で、改めて煮なおします。
少々煮崩れが起こってしまうのは致し方ないのですが、
これをする際に、必ず通ってしまう道筋が『目算』なのです。
ご飯をお皿によそって、焼いたソーセージを置き、ブロッコリーを添え、
さぁ、出番だと思ってカレーをかけようとした所で手が止まります。
「あれ?ちょっと少なくない?」
先に父のお皿によそい、自分用と思ってもちょっと足りなくなるのです。
理由は単純で、冷凍用パックのサイズが1種類しかないので、
1パックに並々に入れたとしても、その容量が決して多くないのです。
「おかしいなぁ、結構な量を入れたはずなんやけど…」
冷凍を担当する父も納得が行っていない表情を浮かべるばかり。
選択肢が1つしかないから起こってしまう目算の誤り。
「もっと大きいのを買おう」と、その時思いを新たにしても、
買い出しの時には忘れて同じ事を繰り返してしまうんだろうなぁとしみじみ思ってしまうのです。