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2月17日号 『食傷』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



思わず「漢字のデザインからして『食塩』に似てる…」と感じてしまいましたが、


打ち間違いというわけではなく、列記とした『食傷』がむだぶんのテーマです。


大辞泉先生にご登場いただきますと…


①同じ食べ物が続いて食べ飽きること


②同じことに何度も接し、飽き飽きして嫌になること


③食あたりを起こすこと


以上の3点が挙げられていました。


飽きる・嫌になる程ではないのですが、


数が多すぎて内容がごちゃごちゃになるんじゃないのと


率直に思うスチャラカ路線をお届けしますので、肩の力はお抜きくださいね。



なんだか邦画の世界が活気づいている印象を受けます。


しかも王道と呼ばれる路線ではなく、単館上映の作品なのに話題となっているのを皮切りに


『シン・ゴジラ』や『君の名は』といった特撮・アニメ作品が興行収入を伸ばし、


日本の映画界を牽引している模様が何度もメディアの波に乗せられました。


そこまで映画界に貢献しているはずなのに、


アカデミー賞・ブルーリボン賞といった権威を求める賞レースでは、


こういったサブカルチャー関連の作品は、


残念ながら「特別賞」止まりという不当な扱いを受けている感覚があります。


サブカルチャーであっても、粉骨砕身の努力や技術を結集させたモノであり、


そこに王道の邦画との差は存在しません。


この時代錯誤感を解消しないと、より魅力的な作品はこの国からは出てこない気もします。



閑話休題(それはさておき)


そんな映画のプロモーション活動として、よくコマーシャルが使われます。


洋画作品の紹介もあるのですが、勢いの違いが顕著に現れているのか、


邦画の宣伝数が圧倒しているような印象を持ちます。


そこから更に絞り込んでみますと、


少女漫画が原作になっている恋愛漫画作品が多く封切られており、


そこから派生した『壁ドン』『顎クイ』といった表現は、


徐々に定着の域にまで浸透しているようで、新たな『キュン死』を求めて


少女漫画作品の掘り起こしが続いている模様です。


番組宣伝のために、新進気鋭の若手俳優さんや可愛らしい女優さんが


様々なバラエティ番組にゲストとして呼ばれますので、


「あれ?またこの2人が出ている」とか


「テレビ局間のバッチバチ感が凄い」と思うわけですが、


ふとこう感じたのです。


「似たような恋愛作品ばかりで、区別が全く付かんようになってるなぁ…」と。


ここ数年で恋愛映画に出ている俳優さんと女優さんの名前をバラバラに分けて、


『正しい組み合わせを線で結びなさい(各5点)』と筆記試験で出されれば、


0点を取れる自信すら滲み出せるでしょう。


感覚的にはひと月に複数本の恋愛映画作品が封切られている感じがしますので、


幾ら恋愛映画を観るのが好きな方でも、


組み合わせ問題を全問正解するのは至難の業になっているかもしれません。


滂沱の如く溢れ出る恋愛映画作品には、流石に食傷気味になってしまうのです。

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