2月13日号 『これでもですかぁ・・・』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
その差は紙一重なのかもしれません。
ですが、その薄皮1枚分が見えないけれど高い壁となって目前に現れたり、
中には生死の境まで分けてしまう一瞬となるケースも見られます。
そんな「見えない」紙一重が逸般人の目前にも幾度も繰り広げられている事を
痛感してしまうワンシーンをお届けしようと思います。
テイストとしましては、若干シリアス寄りになるかもしれませんね。
『無駄文ライター』と自称しまして、
面白味の欠片もない無駄を綴り続けてまいりましたが、
モノを書き始めた頃は、それこそ「面白い作品を書きたい!」と
若さにモノを言わせて1時間に1枚ルーズリーフを真っ黒にした時代がありました。
初めて書いた作品は経験もないのに恋愛小説。
気分小説と勝手に自称して書き綴った作品も何本かあります。
しかし、何時の日にかそんな情熱が醒め切ってしまったのか、
または勝手に築いた限界に諦めてしまったのか、書いていた筆を折り、
こんな無駄文や、小説として破綻しているモノしか残せなくなりました。
その当時からこんな思いを抱えていた時期がありました。
「誰か挿絵を描いてくれる人はいないかなぁ…」と。
思い起こせば、周りにも素敵なイラストを描かれていた方もいらっしゃいましたが、
誰かに何かをお願いするのは、断られる事を異様に恐れてできない気性もあってか
当時から私が綴っていた作品には、イラストは1枚もありませんでした。
それもあってか、イラストを描かれる全ての皆様には最大の敬意を払うように心がけています。
そして時代は巡り、インターネット全盛の昨今、
SNSを利用して様々なイラストがタイムラインに乗って更新されてきます。
その筆頭になっているのが、
無駄文を掲載させていただいている「pixiv」のプラットフォーム。
個人アカウントを利用してトップ画面を拝見していますと、
どの作品もとても綺麗でとても魅力的なイラストが並びます。
そのレベルにたどり着くまでに、どれだけの努力を積み重ねてきたんだろうと
改めて全てのイラストを手掛けられる皆様に敬意を払わないとと思うのです。
それと同時に感じてしまいます。
「プロでもやっていける素敵なイラストだと思うのに、
それでもプロとアマチュアの差があるのかぁ…」と。
「ここの角度がちょっと…」とか「バランスが悪いのかも…」と言った差分は、
素人目には全く見えないモノですし、
受け取り手がどう感じるかでも変わってくる以上、
目に見えないテクニックが決定的な差となっているようには思えないのですが、
その0.1mmレベルの細さを突き詰められ続けるのが、本当のプロなんだろうなぁと
素晴らしいイラストを眺めるほどに思えてしまうのです。