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2月9日号 『カラ回ってる?』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



現状を打破したい、停滞を打ち壊したい、相手の流れを止めたい等々


「どうにかしたい!」と思う事は、誰にだってある事だと思います。


とはいえ、色々苦肉の策を打ったとしても、


大勢を決した状況下での苦し紛れの一手が功を奏するケースは少ないもので、


更に事態を悪化させてしまうのに気付かずにやってしまうのです。


基本はやはり恐れを微塵とも感じさせないように、


蛮勇であれ、勇気を持って先手先手を打ち続ける事にあるように思えます。


だからといって先手を逃した時に、何もしないで手を(こまね)いているだけでは


それは現状維持を招くだけで決して好転はしません。


好転を目指して色々と手を打たないといけないのですが…


今日はそんなスチャラカ路線をお届けします。



『自治体の2/3は消滅可能都市になる!』と、


とあるスマホゲームそのままの言葉が出てきて背筋が凍る思いをするのですが、


それだけ過疎化の歯車が止まっていないのが、奈良の現状だそうです。


南部の方が特徴が顕著に現れますが、大阪へのアクセスにも恵まれている


市内や大和郡山市でも減少率が上昇しているんだとか…


転勤や就学・ジャパニーズドリームを掴むために上京するなら、


余りにも遠すぎる距離感を埋めようと行動されるのは理解できますが、


究極の利便性を求めて大阪方面に居を移すというのは、


多少我慢をすればいいのにと、少々釈然としない思いを持ってしまいます。



とはいえ、消滅都市の追い込まれるのを指を咥えて眺めているワケにはいきません。


色々な手段を講じて、


人口減少に歯止めをかけるような田舎の魅力を編み出さなければなりません。


そんな手段の1つとして取り上げられるのは『地産地消』。


地元で作られる作物を地元で消費する事で、その地域性をアピールして


地元を盛り上げるのに貢献をしようという活動をされている方もおられ、


日々真新しいモノの開発に余念がないでしょう。


今回、地産地消として取り上げられていたのは『ネブカ』というネギの一種です。


地域名が堂々と出ているので正式な商品名は申し上げませんが、


見た目にも新鮮で立派そうな映像が映し出されていました。


ですが、それを出すだけで地産地消をアピールするには、(いささ)かパンチ不足で、


それを活かした料理や商品を開発しないと直結しないでしょう。


それを踏まえて出てきたのは商品名は定かではないのですが、


『鶏肉とネブカのソテー』というフランス料理と融合した、美味しそうな1皿でした。


「フランス料理とは全く縁が無いからなぁ…」と眺めているとふと思ったのです。


「これじゃぁ、メインは鶏肉でネブカは脇役にしかならないような…」


仮に食レポを想定すると、こんな感じに落ち着きます。


「んんっ!鶏肉がジューシーでこのソースとの相性が絶妙ですねぇ…


ネブカも熱が加わる事で、いい甘味と旨味が出てきて美味しいです」


このコメントの大きな主語は、やはり『鶏肉』になりますから、


鶏肉が地産地消のモノなら文句はないのですが、


そうでないと料理の魅力が鶏肉に食われる感じになってしまいます。


地元に再び活気を与えたいという意欲は、とても立派な意思だとは思いますが、


これでは意図が空回りしているように映ってしまい、ちょっと残念に見えてしまうのです。

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