2月7日号 『見えていたこと』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
なろうのプラットフォームでも綴り始めた無駄文、総勢242本。
総文字数は知らない間に30万字を突破していたようです。
『塵も積もれば山となる』を表現するには、まさに打って付けですね。
その原型を綴り始めたmixiからとなると、何千万…ひょっとしたら億単位になるかもしれず、
その数字のリアリティのなさに呆然とする思いが忍び寄ってきます。
そんな無駄文を綴る上で必ず通らないといけない道筋のお話をしましょう。
路線はシリアス向きになると思いますので、ご了承くださればと思います。
先程、取り上げられて問題視されていたのは『フェイクニュース』。
耳障りのいい言葉でデコレーションされていますが、端的に言えば『デマ』。
全く根拠のない情報や話題をさぞ本当のように話して聞き手を振り回す。
友達との他愛のない雑談の中に混じってしまう『ウソ』なら、
その範囲の中で終わる話ですから、あっさり流れていくモノですが、
これがデマレベルとなると、その真意も知らないまま広まってしまい、
口を滑らせた本人も「えっと…まさかこんなことなっちゃうなんて…」と、
取り返しのつかない状況に追い込まれてしまい、
貫き通すか、信用を失墜させるかの2つしか道は残される事はないでしょう。
これで思い出すのは、小学生の時に好きで読んでいた『はれときどきぶた』。
ひょんな事から未来日記を手に入れた主人公が、
天気の欄に『はれときどきぶた』と書いただけで、その日に豚が降った。
フィクションだから笑い話ですが、ノンフィクションなら洒落にはなりませんね。
とはいえ、フェイクニュースの数が膨大に膨れ上がっている事態は、
冷静になって考えてみると、簡単に見通す事が可能だと考えられます。
昔ならば、新聞やテレビからニュースを受け取るしか手段がなく、
話題を発信するには、テレビ局や新聞社、広告代理店等々、
それ相応の職場に勤務していないと手掛けられない時代でした。
それがWebシステム・SNSが全盛を誇っているこの時代、
ネット環境と物事を配信する環境さえ整っていれば、誰だって配信者になれます。
俗に言うニコニコ動画の配信者さん歌い手さん、Youtuberと呼ばれる方々が
その典型的な一例となるでしょう。
大量に溢れている情報から一歩抜け出して収益を得ようとされる方も多いでしょうから、
耳目を集めるためには、誰もが真似しない事をやろうとします。
そのためには話を盛ったり、デマを流して有名になればその人の勝ち。
増長を続ける自己顕示欲の為には、何でもアリなのです。
更に真意を確かめるのに時間を使おうとしても、
常に新しい情報に上書きされてしまう以上、その情報もあっという間に古くなってしまいます。
是正しようにも次から次へと発生するフェイクニュース。
留まる事のないイタチごっこは、Webの時代が終焉に至らない限り続いていくのでしょう。
それを受け取る我々も、思考停止状態で拡散をしないように、
少し立ち止まる時間を置く事が大事になってくるように思えます。