2月6日号 『あんびばれーんつ!』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
タイトルをご覧いただければご理解いただけるでしょうが、
本日もスチャラカ路線を疾走しようと思います。
という事で、めくるめく「知らんがな!」の世界をお楽しみください。
早速ですが、久方振りに大辞泉先生にご登場いただきまして…
『|Anbivalence』とは、
「同一対象に対して、愛と憎しみなどの相反する感情を同時に、または交替して抱くこと。
精神分析の用語。両面価値。両面価値感情」と明記されております。
端的な日本語で表現すると『二律背反』が近い印象でしょうか。
横文字のシャープなイメージとそれが内包する意味から、
ライトノベルでは難しいかもしれませんが、小説作品には頻出する言葉の1つのようにも感じます。
大辞泉先生には、愛と憎しみという膨らませると中々に物々しい言葉がありましたが、
そんな大した事ではなく、単純に「喜ぶべきところなんだけど…うーん…」と
痛し痒しの思いを持ってしまっただけの話題ですし、
その内容はもっと薄っぺらいモノになっています。
『THE BACK-NUMBER』では頻繁に取り上げているのですが、
逸般人は見てくれも世間から逸脱しておりまして、
191cmの身長は21世紀を16年経過しても頭2つぐらい抜けてはいる模様です。
そしてちょくちょく申し上げておりますが、典型的なモヤシボディの持ち主で、
20代の若い頃は60kgそこそこの、吹けば飛ぶような細さも兼ね備えておりました。
それを揶揄されて、一部で付けられていたアダ名は『デカヒョ』。
または当時人気だったアニメ作品から『デ・カ・ヒョロット』という不名誉を被っておりました。
まさに当時は痩せの大食いのアナログタイプで、
学食で結構なガッツキっぷりを披露しながらも、横に増える事はなく、
「全然増えないんですわー」と暴言を吐いて、女性陣に白い目で睨まれたりしておりました。
月日は流れて幾星霜…
中年のオッサンとなり、成長もピタリと止まった逸般人ですが、
モヤシボディの基本線は変わる事はありませんでした。
しかし、衰えと共にその状況にも変化の兆しを見せるようになりました。
某所でヘルスメーターのサンプルが置かれていたので、気になったのか乗ってみたのです。
叩き出した数値は『69.8kg』。
厚着をしているので衣服の重さもあるでしょうが、人生初の70kgの大台まで僅かまで来ました。
青年期に「嗚呼、太りたいなぁ…」と暴言を吐いていた頃なら喜んでいた事でしょう。
モヤシボディには冬の寒さは堪えるモノで、ブックブクに着込まないと過ごせません。
しかも191cmの身長に理想とする体重は約81kgと、
もう1つの大台を超えて初めて達成される場所にありますから、
頼りなさを脱却できる大きな1歩になっていたのです。
そう。昔ならば…
中年のオッサンとなった逸般人がこの数字に連れ立った直感は、
「これって、メタボへの序章じゃない?」
そろそろ代謝が落ち込む頃合ですから、ドカドカ食べれば鍛えようとしない限り、
余りは内臓脂肪へと早変わりするでしょう。
思えば、ジーンズのウェストサイズも82cmでピッタリと、
一般的にメタボのラインとされる腹囲85cmは、
このモヤシボディでもそろそろ危険水域に差し掛かります。
「身長1cmと体重1kgの等価交換に応じます」と軽口を叩いていたのですが、
中々洒落にならなくなってきたなぁと、デジタル表記を見て思うのです。