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ほんじつのむだぶん  作者: 摩耶


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22年12月14日号『どうでもよくとも広がる疑問』

 貴重なお時間を割いて、

無駄文に目を通してくださいまして、

誠にありがとうございます。


 男性における本厄は数え年で42。

【死に】とも読めますから大厄と

忌避されるのもごもっともな話。

とはいえ、超のつく長寿大国の日本、

避けて通れない方が多数でしょう。


逸般人も6月に渦中に飛び込んで

揉まれている最中ですが、

気付かぬうちに後半に差し掛かって

胸を撫で下ろしていますが、

冷静に考えてみれば

これから起こるであろう不幸を

先延ばしにしているだけなのかと

複雑な心境が胸中に渦巻きます。

若い頃にも似た思惑を

抱いた事もありましたが、

年齢を重ねる度に悩みは更に根深く、

禅問答のような時間は伸びるばかり。

「昔は色々悩みがあったけど、

 今はな~んにもなくなっちゃった」

とぼけたキャラクターを演じる上で

右に出る者がいないとされた

八奈見乗児さんが飄々とした口振りで

話されたのが印象的ですが

若造の逸般人にとってその領域に

行き着くのはまだまだ先のようです。


閑話休題(それはさておき)……


 そうする事が当然で一分の疑問も

抱かない行動があります。

その下支えになっているのが

積み上げてきた知識や経験ですが、

「そもそも……」と理由を

検めようと掘り起こしを試みた結果、

何も掘り出せなかった時に

一分が一割……三割……五割と

染みが広がっていくばかり。

大した問題ではありませんから

暫くしたら忘れる道筋まで

整えられているのですが

そういった話題こそ

スチャラカ向きと目を見張った

無駄文をお届けしましょう。


 単純な工程だけで出来上がる。

それを【男の料理】と呼んでいます。

ノウハウは知らずとも

食べられる体裁を整えられるのは

義務教育時代に受けた調理実習で

最低限の工程を踏めているからで、

お米を研ぐ際に洗剤を入れたり、

生卵をレンジにかけるのは

タブーとを知っているのも

その賜物と言っても違いありません。


 そんな今日の献立は【春巻】。

買ってきた冷凍の春巻を

熱した油に放り込んで揚げるだけ。

男の料理との親和性も高い逸品です。

170℃で3分揚げて

きつね色になれば出来上がり。

大体はそんな表記があります。

ところが腕前も雑なら機材もない。

温度計の類も当然なし。

そんな時にはすっかり錆び付いた

ノウハウに潤滑油を挿し込みます。


お箸の先を油につけて

ブクブク泡が出てくるのが

温度が上がっている印。

調理実習で学んだ覚えがあります。

問題は温度を見極める目。

どれぐらいの泡の量で適正なのかを

理解していなければ

泡をチェックする必要はない。

結局は温度が低くとも

揚げているうちに温度が上がって

丁度頃合になるだろうと

空腹の誘惑に負けての思考停止。

仕上がりの微々たる差なんて

お腹に収まれば同じと

舌鼓を打ちつつ思い直すのです。

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