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1月31日号 『THE BACK-NUMBER』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



近頃「むだぶん」をお読みになられて方もいらっしゃると思いますので、


この場を借りてご説明させていただきます。


月末にはmixiのプラットフォームにて、1ヶ月企画の総括を行うのですが、


画像を伴い更に趣味に偏った企画ですので、なろうやpixiv上では掲載には不向きです。


そんな時のために、これまでの「むだぶん」の中で、


話題の鮮度が落ちていないモノを再掲載したのが『THE BACK-NUMBER』です。


内容はスチャラカ寄りの話題を選ぼうと思っておりますので、


基本的には肩の力をお抜きいただけると思います。



ご存知の方は重々ご存知だと思いますが、この逸般人191cmという無用の長物の持ち主です。


この身長の影響はやはり大きいものですが、


この半生を振り返ってみても、プラスに転じるパターンは(まれ)であり、


大半はマイナスの面を味わい続けてまいりました。


それを『高身長だからこそのデメリット』シリーズとして掲載しており、


今回はその中の1本をご紹介しようと思いますので、


この木偶(デク)の嘆きを笑ってやってくれればと思います。



時節は1ヶ月前の12月31日でした。


学生時代となりますと、年越しの瞬間も仲間と過ごしたくなるもので、


私も初詣をする為に10名弱と連れ立って橿原神宮に参拝に行ったのです。


参拝客が多い所といえば、


関西地方では伏見稲荷や住吉大社が挙げられますが、


御他聞に漏れることなく、奈良にも数多くの参拝客が訪れます。


それは神社仏閣が点在している地方でも、です。



まさに、強制おしくらまんじゅう。


足を踏まれても、「誰が踏んだ!」と犯人を特定できないぐらいの凝縮度。


あまりの詰まりっぷりに、


「いいか!迷ったら…コイツに集合!」という号令が飛んでしまう始末。


それでもじりじり場所を確保した事が功を奏してか、


すぐにお賽銭を投げられて、人混みを避けられる所を確保できました。


そこで待つ事暫し…年明けに向けてのカウントダウンが所々で始まります。


「来年はいい年になってほしいなぁ…」と心に念じ始めた時、


「ぜろ――――――っ!」という歓声が聞こえてきた途端、


後頭部から、鈍器のようなもので殴られた感覚に襲われました。


あまりの痛さにしばらく動けずに悶絶してしまいました。


「何奴!」と足下を見やりますと、転がっていた犯人は500円硬貨が1枚。


それを皮切りに、小銭達が私の後頭部に向けて飛来しぶつかってきたのです。


どうやら、後ろの列の方々が自らの強肩をアピールしたかったのか、


それとも前に進む事を面倒臭くなってしまったのか、


どこかから放たれたお賽銭が後頭部に直撃したようです。


怒りの矛先を向けたいものの、犯人の特定は不可能。


やりきれない怒りと痛みを抱えていると、


「それだったらフード付きのジャンパー着てたら、小銭が入って儲かるやん」


笑いながら言い放った友人の一言が、綺麗にトドメを刺してくれました。


銭形平次が投げる寛永通寶四文銭が結構な痛みを伴うモノだという事を、


身を持って味わい、思い出す毎に悪事は働けないなぁとしみじみ思うのでした。


これが『高身長だからこそのデメリット』シリーズの1つ


『大晦日・小銭襲撃事件』の1席でございました。



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