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1月20日号 『マイペース大王』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



こんなタイトルの曲があったのを覚えています。


舞台はとある大学の片隅にあるオタク系のサークル。


そこで部員は自らの趣味へ没頭する姿を、コメディ有り、恋愛要素有りと


様々な方面で描いていた作品です。


調べてみますと、もう干支が一回りするほど前の作品だとか…


逸般人もこの作品のようなキャンパスライフを送りたくて友人とサークルを立ち上げたのですが、


(しかもこの作品が発表される数年前)


こんな満ち足りたサークル活動をしておらず、少々は歯噛み思いを抱えてしまうのです。


と、タイトルが同じだったので少し回顧してみたものの、残るのは虚しさばかり。


さっさと本題へと進む事にしましょう。


本日も「スチャラカ」ですので、肩の力はお抜きくださいね。



風が舞う音が凄みを増してゆく季節柄であっても、


一度止めてしまうと、再度始めるには相当な労力が必要だと肌で知っているので、


負けじと有酸素運動の一環としてウォーキングを進めています。


足の疲労感も付き合いが深くなればなるほど慣れてくるもので、


少しずつではありますが、強度を上げて


学生時代の頃と似たようなペースで歩いても大丈夫かと思えるようになってきました。


そんな中で、ふと感付く事がありました。


「ソロなら案外疲れないかもしれないなぁ…」と。


単体で歩ける時は、今まで身体に刻み込んできたペースに沿って歩を進めることができるので、


この身長に合わせた大股・早歩きの『自称ストライド歩法』でドカドカ歩きます。


平均的な身長の方と比べても、一歩の間隔が広いので、


スピードに乗りますと、軽いジョギング程度なら併走できる程の速さを誇ります。


(新調した靴底をすり減らさないように、少し加減しておりますが)


これがデュオになりますと想定が一転します。


普段通りに『ストライド歩法』を駆使しますと、相手を千切り捨ててしまい、


相手の方からの不評を買ってしまいかねません。


特に相手が父の場合は、更に気を配らなければなりません。


いくら壮健で健脚を誇っているとはいえ、齢70を超えている父。


歩幅も狭まりを見せ始めているようで、


「抜かれたくないと思っても、簡単に抜かれて置いていかれるわ…」と嘆き節をこぼします。


父のペースに合わせて歩く上で大切なのは、『ストライド歩法』ではなく『ピッチ歩法』。


しかも歩幅も制限される以上、いつも以上に多い歩数に耐えうる体力が必要です。


不慣れなペースにスタミナの備わっていないオッサンボディでは、


バテてしまうのは目に見えています。


競馬の世界にも似たような展開があります。


ペースメーカーが楽なペースで先頭に立っている様子を、


「序盤は行かせておいて、勝負どころでサッと交わすのは容易いだろ」と油断していると、


あまりにも楽に行かせすぎて、気付いた時にはこちらが脚が上がって惨敗。


そんな競走馬たちの心境がほんの少し理解できたような気もするのです。


相手のペースに合わせる事のできない『マイペース大王』。


他人に合わせる事を是とするこの世界には、不適合なのかもしれませんね(苦笑

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