22年7月28日号『懐旧は数年周期』
貴重なお時間を割いて、
無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
祇園祭の宵山・山鉾巡行に
活気が戻ったのが話題になりました。
これが祭りシーズンの幕開けを
告げる号砲になりました。
特にこの3年間で中止の決断に
追い込まれてきた花火大会に向けて
職人さんは腕を撫して
こられたと容易に想像できますし、
楽しみにされている方も
多いだろうと思えました。
ところが、実際に確かめますと、
関西を代表する天神祭を筆頭に
既に中止の決断を下された
花火大会は41会場と後を絶たず、
開催が予定されているのは僅か
12会場とかなり縮小されている上に
比較的打ち上げられる数も少なめと
今年も中々思い出に残りづらい
夏になるだろうと思うと
今が青春真っ只中の方々への
不遇さが募る一方です。
閑話休題……
「あぁ、やってたやってた」
こんな呟きが口を吐いて出る時は、
卒業アルバムや寄せ書きが
発掘されて眺めているうちに
当時の記憶がぶわっと
呼び起こされた時でしょう。
とはいえ、懐かしさを覚えるであろう
小中学生時代を地獄の時代と
豪語している逸般人にとっては
卒業アルバムに懐旧の念を
抱きはしませんが、
数年周期で抱く場に出くわします。
町内自治会の組長職は3年周期で
今年はその役目の上に、
自治会長のお鉢まで廻ってきました。
70代どころか80代の方が多い
超高齢化社会の自治会で
40代の逸般人が若輩の立場で
比較的に機敏に動けるだろうと
こちらが首を縦に振らなければ
会議が散開できない重い雰囲気に
陥落した形の就任で、
来月で5か月目に差し掛かります。
コロナ禍の影響に加えて
重篤化のリスクが高い
高齢の組長さんが一堂に会するのは
流石に難しく、
町内清掃の打ち合わせで
年に数回の顔合わせ程度。
煩雑な業務と言えば
毎月投函されてくる
小中学校からのリーフレットや
警察からの防犯の通知の回覧を
各組長さんに配り歩く程度と
責務は軽くなっています。
名ばかりとしても、
会長欄に自分の名前があり、
背筋の伸びる思いにもなりますし、
玄関に【自治会長】と書かれた
プレートを見て県職員さんや
小中学校のPTAさんが
訪ねて来られては
応対しなくてはなりませんが、
厄介なのはプレートの取り扱い。
引っ掛けるでもなく
玄関に直接貼り付けなくてはならず、
両面テープが欠かせませんが、
どれだけ粘着度合の強い代物で
貼り付けても半年に1度
何らかの弾みで剥がれて
落ちているプレートを拾い上げて
再び貼り直す流れは
組長職に就いている期間中には
避けては通れず、数年周期で
「あぁ、やってたやってた」と
軽い溜息を落とすのです。




