12月16日号 『THE BACK-NUMBER』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
本日は『THE BACK-NUMBER』をお楽しみください。
タイトルは『個人的感覚による僅かなズレ』。
内容を確認しますと、少々真面目路線を走っている模様でした。
バランスを取るためにスチャラカ方向に向かいたかったのですが、
たまにはシリアスが連日続いてもいいかなぁと思ってしまいました。
さて、唐突な質問で恐縮ですが、
『信用』と『信頼』の違いとは何なのかを考えられた事はありますか?
大辞泉先生にご登場いただきますと、
『信用』は『Ⅰ・確かなものと信じること
Ⅱそれまでの行為・業績等から信頼できると判断すること
Ⅲ現在の給付に対して、後日にその反対給付を行うことを認めること』と明記されています。
一般的には1番目の意味で用いられる言葉です。
対して『信頼』は、『信じて頼りにすること 頼りになると信じること またはその気持ち』と
『信用』の意味が書かれたスペースに較べるとシンプルな構成となっています。
意味合いでは、ほぼ同じような意味になる2つの言葉ですが、
逸般人の固定観念では大きく見解が異なる部分があるのです。
2つの言葉の共通項である『信』は同じと捉えまして、
後ろについている漢字、『用』と『頼』の間に大きな隔たりがあるように感じるのです。
まずは前者の『用』ですが、
ここに言葉をつけるとして筆頭になる言葉は、『用事』や『用件』。
『信用取引』という言葉がうってつけとも言えるでしょう。
「信用に足る」と考えれば、
ビジネスライクな場所で重宝される言葉です。
一方、後者の『頼』になりますと様相は一変します。
前者と同様に言葉をつけるとするならば、『依頼』が筆頭になります。
「信頼できる」と考えれば、
プライベートやビジネスの分け隔てはなくなっていきます。
この「信用に足る」と「信頼できる」とでは、
個人的な感覚では、大きな差となって感じられるのです。
もっと端的に表現すればこういうことでしょうか…
信用…戦場でお互いに指示を出しあって、共に行動する
信頼…戦場で無言で背中を預けあって、共に行動する
この差は、結構大きな差じゃないかなぁと思います。
甘い考えなのは重々承知しています。
『青二才』と嘲笑する方もいらっしゃることでしょう。
ですが、人を慮って信じる事ができるのは人のみ。
だからこそ、私も僅かでも『信頼できる』人間でありたいなぁと思うのです。