12月12日号 『逢っても多分震えない』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
『あいた~くて あい~た~くて ふ~る~えるぅぅ~♪』
女心を歌った曲がヒットしていたのが記憶に新しい方もいらっしゃることでしょう。
それほどまでしても逢いたい人、皆様にはいらっしゃいますか?
初恋の人?亡くなったおじいちゃんおばあちゃん?
看取れなかったペットという方もいるかもしれませんね。
個人的には辛い時代に気にかけ続けてくださった小学校の先生とは
一度はお逢いしたいと思っているのです。
こちらからは何もしていないのに、毎年元日に送られてくる年賀状も、
そろそろ四半世紀を迎えようとしています。
先生の特徴である「元気ですか?」の一筆と先生のサインを拝見する度に、
先生には足を向けて眠ることはできないなぁという思いが新たになります。
これまでの不通のお詫びをしには行かないといけませんね…
と、真面目テイストの導入から始まりましたむだぶんですが、
ここから一気にスチャラカ路線へと舵を切っていきますのでご安心ください。
そんな中興味本位で逢ってみたいという方がいるのです。
セレブリティ?著名人?有名人?お笑い芸人?代議士の先生?スター選手?
確かに魅力的な選択肢だとは思いますが、
実際に逢えたと仮定しましても、その目前で冷静さを保てるかと尋ねられれば「NO」でしょう。
黄色い歓声…とまではいかないまでも、頭が真っ白になることに違いはありません。
そんな舞い上がらずに一種の怖いもの見たさで逢ってみたい方がいるのです。
一生地方色が濃くなっていく地方局といえば、
体力のある放送局から人気番組を買い取ってそれを放映するのが大きな役割で、
地元のテレビ局制作の番組を観る機会なんてないに等しい頻度になります。
とはいえ、コマーシャルとなると話は別です。
差し込まれる大半が通信販売ですが、地元のお店のコマーシャルが映ったりするのを
「CM長いねん…」とぶつくさ言いながらも観てしまいます。
その中で若干気持ち悪さを内包している作品が1本、それは美容整形外科のコマーシャル。
痩身・フェイシャル・整形といった言葉が飛び交うのは当然としまして、
最後の数秒間で、施術を行うドクターと
プロデュースしているであろうマネージャーの顔写真が映し出されるのですが、
思わず二度見をしてしまう程の違和感があるのです。
映像を見ればご理解いただけるとは思うのですが、
言葉で表現しますと…「バランスが崩れすぎていて怖い」のです。
よくアニメーション作品でヒロインの目が顔の半分弱を占めている作品がたまにありますが、
それを実写化するとこんな感じになるんだろうなぁという印象、
若しくは、福笑いでちょっとだけミスしてズレた顔で、
本当にこんなお顔をされているのか、面白半分であっても確認してみたくなるのです。
可笑しさで震えることはあるかもしれませんが、焦がれて震えることはないでしょう。