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12月11日号 『色の濃い数分間』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



先日申し上げました『数分間の瞬発力芸』と似通ったタイトルになってしまいました。


確かに『ふと降りてくる』アイディアを導き出している数分間は濃い数分間であって、


閃きのメカニズムを解明したい所ではありますが、


学のない逸般人の思考範囲内では、陳腐な結論しか出ない事は明白ですし、


昨日は昨日、今日は今日という事でむだぶんを進めていこうと思います。


ここ数日はスチャラカ路線で押してまいりましたが、


今日は色合いはちょいと真面目な路線になるかもしれません。



幼い頃は、複数のチャンネルがある事に何の違和感もありませんでした。


特撮を観るのは○チャンネル・アニメを観るのは○チャンネルと


好きな番組があったからそのチャンネルに合わせ、


ワクワクしながらテレビにかじりついていました。


幼い頃は、複数の新聞社がある事に何の違和感もありませんでした。


差分の少ない裏一面のテレビ欄しか興味がなかったからでしょう。


しかし年齢を重ねれるほど、そんな幼い考えを持ち続けていくわけにはいきません。


「評論家の○○さんがテレビで言ってたから…」という思考停止状態への誘導。


大衆の流行と勝手にランキングを作っての与論の印象操作。


ニュースや新聞を介して思想を受け取り手側に押し付けるには、


既存のテレビメディアはまさにうってつけの存在として、


ネットメディアが徐々に力をつけつつある現状でも、


デジタル・デバイド(情報格差)の(ひずみ)が大きくなればなるほど、


情報弱者と揶揄される方々は手軽なテレビメディアに傾倒していきます。


とはいえ、幾らネットメディアの方が正確且つ迅速に情報が得られているとしましても、


人間は振り子のように揺れてバランス感覚を取る事に秀でた生き物です。


「保守でもリベラルでもない中道を行く」と偉い先生が豪語してはおりますが、


では本当にフィフティ・フィフティの中央で物事を見つめる人はいるのかと考えると、


残念ながら皆無に思えるのです。


公明正大な裁判官も元を正せば人間、根底に有る思想は50対50のバランスを取ろうと、


あっちへフラフラこっちへフラフラと揺れているはずです。


こういった所に話題の『AI』を組み込んでみれば、


真の公明正大さを以て、物事を判断する事が可能になるのかもしれませんね。



少し話題からズレましたので、ここで閑話休題(それはさておき)


様々なニュースショーが長時間に亘って放送されますと、


お天気・株式・お料理・討論議論等々色々なコーナーが散りばめられており、


その影響で誘導したい思想の部分が薄まってしまいます。


(たけなわ)のお料理やバラエティの話題を観た後に、


「では、この番組のトップニュースは覚えていますか?」と訪ねても、


即答できる人はそれほど多くはないように思えます。


ではその「思想」の差が如実に表れるシーンは何処にあるでしょう?


少々考えていただくために、少し間隔を開けておきますのでご一考ください。
























































これぐらいでいいでしょうか。


逸般人の勝手な憶測で申し訳ありませんが、正解は『3分間のニュース』にあると思います。


「そんなニュース何処にあるの?」と思われるでしょう。


解りやすいのは、8時台から9時に差し掛かる最中に挟まれる短いニュースの事です。


隙間の時間に天気予報も含んでおりますので、届けられるニュースは1本のみ(多くて2本)。


恐らくそこで発表されるニュースが、明日の朝刊の1面を飾る内容に直結するでしょう。


(甚大な被害を及ぼした天災や長期間に亘って逃亡していた凶悪犯が逮捕されるなど


緊急性を要する事件が起こってしまった場合はこれを除きます)


その毛色の違いがテレビ局・更にその先の新聞社の思想を色濃く映し出しているのです。


「この局は○○だから嫌い…」という固定観念はお持ちかもしれませんが、


機会があれば、この『色の濃い数分間』を比較してみてください。結構面白いですよ。

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