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12月9日号 『とどのつまりは』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



いきなり大辞泉先生にご登場いただきましょう。


『とどのつまり』とは、


「行き着くところ、結局」という意味で使われます。


このトドはアシカの仲間のトド(漢字で書きますと海馬)と直感で思いましたが、


そうではなく出世魚の1つであるボラの最後が「トド」という名になるそうです。


(関東・関西県限定の呼び方だそうですが…)



閑話休題(それはさておき)


何度申し述べておりますように、本格的に寒くなってまいりました。


それと共に、頭を抱える人が徐々に増えてきた感じもございますが、


『忘年会』のシーズンにもそろそろ突入しそうな勢いがついてきました。


今年はどれだけ多くのピコ太郎が伊酒屋界隈を賑わせることになるのでしょう。


某激安の殿堂を謳っているお店で豹柄のストールと合わせたジャージセットが


パッケージとして売られるのは想像に難くはありませんね。


今回はPPAPではなく、忘年会の主役になるであろう『鍋』のむだぶんです。


こんな導入から察しのいい方ならお分かりくださるとは思いますが、


問答無用のスチャラカ路線ですので、ご安心ください。



かくし芸を除いた上での忘年会の主役といえば、やはり『鍋』につきます。


冬期に限ってですが、毎日晩ご飯の内容が鍋だったとしても


全く飽きが来ないのは何故なんでしょうね?


確かにお肉と野菜のバランスが取れるような料理ですし、


冷蔵庫で取り残されて傷んでしまった野菜であっても立派な食材へと昇華することができ、


お店へ足を運べば様々な味付けをされたお鍋のスープが顔を揃え、


気分によって味を変えられるようになってきましたので、


手っ取り早さの日本代表としてエースナンバーを託せるプレイヤーになりつつあります。


ちなみに2016年12月09日付逸般人が選ぶ鍋の第1位は「モツ鍋」です。


昨今ポン酢の美味しさを知るようになり、


僅か数年で『湯豆腐』が一気にジャンプアップしてランキング入りしていますが、


モツ鍋の磐石さは動かなかった模様です。



何時になったらこの価格の高騰は下火になるの?という疑問の下、


手頃に手に入ったのが『小松菜』でした。


料理サイトを隅々まで観て小松菜のレシピを探すんなら、


やはり鍋にしようという安直一本槍で今週の約半分も『鍋』で押し通しているのです。


味付けなんて眼中にない『男の料理』で鍋を仕上げ1日目は終了。


2日目は残った小松菜に、特売のシールの貼られた1/4カットの白菜を放り込み、


芯がクタクタになるまでじっくり煮込んだものが2日目。


気温が低いので鍋の中身が腐ったりすることもないまま3日目。


食べる具材が心許なくなってきた所に、やってきたのは締めのうどん玉4玉。


流石に煮込む水量も少なく、全てを煮込むのは難しいと思っておりますと、


「結局はこうしたらえぇねん」と満を持して登場するのは、庶民の味方『カレールゥ』先生。


味が微妙であったとしても最後はカレー味にしてしまえば、


僅かな味の機微なんて、スパイスで一気に吹っ飛んでしまいます。


残りのスープをカレーにした「カレーうどん」。


安直だよなぁと自認しながらも燦然と輝く安定感に白旗を振ってしまうのです。

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