12月8日号 『絶妙な高さ』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
この話題を思いついたのは、23時20分を過ぎており、
時間通りに更新ができるか不安視されてしまいますが、
何とかなるように尽力しようと思います。
因みに、スチャラカ路線ですので、肩の力はお抜きください。
『俺さぁ…枕が替わると眠れないんだよねぇ…』
如何にも神経質なキャラクターが旅行を計画する際に、
乗り気になれない理由として、結構な頻度で使われる言葉です。
そんな人に限って、旅先の寝床に入ると心地の良さそうな寝息を立てて熟睡する。
「あの躊躇は一体何だったんだ?」と言いたくなるのをグッと飲み込んで、
「昨日寝れた?」と建前を口にします。
今回の話題は『枕』が主役です。
逸般人は有り難いことにそんな繊細な神経を持ち合わせている訳もなく、
基本的には蕎麦殻の枕であれば何の文句も言いません。
ですが、それは寝室に限ってのことであって、
この時期は炬燵がリビングに常備されていることもあり、
潜り込んで見事な「コタツムリ」姿を披露しています。
最近の医学のトレンドでは、炬燵で寝ると風邪をひきやすくなるという研究結果も見られますが、
あまりのポカポカさ加減についウトウトしてしまうのは、
立派な生理現象の1つであり、睡魔に負けてそのままダウンする日も
そう遠くない日に起こるでしょう。
逸般人宅は基本的に和室が中心で、炬燵で雑魚寝をしながらテレビを観るのが、
来年の年明けのデフォルトとなっているのですが、
必ずここで問題になるのは『枕』の問題です。
当初は肘付きスタイルで急場を凌いでいたのですが、
身体の中で最も重量のある頭を支え続けるには限界があり、
長時間に亘るテレビの視聴には向きません。
更に温かい炬燵と同化しますと、寒い所に向かって脱皮する勇気はありませんので、
わざわざ寝室から枕を見繕って持ってくることも億劫に感じます。
何か適当な高さで頭を支えられて、しかも頑丈な造りのツールはないものかと
家の中にあるモノで求めてみたのです。
クッションは柔らかすぎて心許ない。タオルケットでは高さが若干足りない。
数冊積み上げた雑誌類では、何かの拍子で崩れてしまいがちになる。
大辞泉先生?持ち運びに苦労しますし、先生を枕替わりにするなんてとんでもない!
何か打つ手はないのかとキッチンに目を向けますと、
指定の曜日に出すつもりで並べられていた資源ゴミに目が止まりました。
「ん?これは…」と手に取ってみたのは、2リットルのスポーツドリンクの空きペットボトル。
空いているので強度が足りないと思ってか、水を詰めてみて使ってみますと、
ピッタリとその高さに嵌ってくれたのです。
基本的に長方形の形状をしているので、ちょっと高さが足りないかなぁと感じると
面の部分を変えれば絶妙な高さの調整もできてしまいますし
ペットボトルですから、強度は申し分ありません。
緊急時の飲み水の役も買ってくれるという、見事な一石二鳥(個人的)の活躍を見せてくれています。
資源ゴミ役から一気に必需品へのステップアップに、
色々と考えてみることの楽しさと大切さを改めて実感したいい一日となりました。