11月9日号 『ウズウズVSモッタイナイ』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
昨日は大変失礼致しました。
本日はちゃんとした「むだぶん」をお届けしようと思います。
『理性が本能を凌駕する』
パトスやらロゴスやらの横文字を使われる事も結構多いですが、
よく小説やラノベなどで使われる定番の一節といっても決して過言ではないと思います。
そして、この文章パターンが登場すると、
大体は記された登場人物は本能に従った行動を取りがちになり、
更にその行動の反動によって大変な目に遭ってしまう。
ここまでがワンセットになっているというのが、「お約束」になっているように思えます。
今回のタイトルは『本能VS理性』の代理戦争だと思っていただければと思います。
一昨日、申し上げましたように中古の電子レンジを購入しました。
耐熱皿に若干の汚れが目立ちましたが、それ以外は何も不備もありません。
マニュアルがなかったというのも少々気掛かりではありますが、
何度か触ってみると、コツは掴めてきますから、
半年の保証期間も付いており、いいお付き合いができそうな感触は得られました。
そこにマニュアル以外の付属品がついてきました。
持ち帰る際に、「エアークッション付けますねー」と言われまして、
レジ奥の倉庫から持ってきたのはロール状に巻かれたエアークッション。
切り取って巻きつけられて、持ち帰りました。
その衝撃保護(または緩和)の役目を終えて、現在逸般人の目の前にあります。
そうです。エアークッションです。
簡単に言えば『プチプチ』と呼ばれている代物です。
『プチプチ』…といえば、やっぱり潰したくなるじゃないですか。
潰した時に生じる『パチン』という軽快な音…いいですよねぇ…
その音を出すためだけのアプリが開発されれば、
結構な勢いで評判になるんじゃないかなぁと思えてしまうぐらいの魅力を抱えています。
しかし、ここで大きな壁が現れます。
このエアークッション、1箇所に潰せるのはたった1度であり、
潰し切ってしまえば、あとは工程は捨てるしかありませんし、
この『後の祭り』感は筆舌に尽くしがたいほどの寂寥感が伴います。
潰さなければ、「いつか潰せる」というワクワク感が持続され、
ひょっとした時のストレス解消材としてとっておきたいなぁという思いもあります。
粘着力の強いセロハンテープを力尽くで引き剥がそうとしてうっかり穴を開けてしまった時や、
不意に踏んづけてしまった時の景気のいい「プチプチプチプチッ」という連続音に、
思わず「うわ、やってしもうた!」と頭を抱えてしまう中年のオッサン。
ショックを引きずってしまう時間が長い様子から、
モッタイナイ精神に則っている模様なのですが、景気のいい音を耳にすると、
ちょっと…潰してみたいなぁというウズウズが頭をもたげてくるのです。
みみっちい印象を持たれるかもしれませんが、これも逸般人の一部なのです(苦笑