11月1日号 『断念しております』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
先に結論のみを申し上げました。
開始をしてみたきっかけは、『AI(人工知能)による批評』に興味が生まれまして、
「まぁ、ちょっとやってみるか…」と思って作品の創作を開始しました。
そこに書かれていた条件として大きな壁として立ちはだかったのは「10万字以上」
これが作品を1本刊行するための最低限の基準となっているようです。
毎日1000文字程度の『むだぶん』で肩で息をするぐらいの逸般人が
挑戦するにはあまりにも無謀なのは承知の上でしたが、
興味本位の方が勝ったようでその辺りに目を瞑ったのと、
45日の期日で10万字以上なので、単純計算で約2300文字以上が必要になりますが、
1時間強で1000文字強を埋められているのだから、
単純計算で1日2時間半程度をコツコツ繰り返せば何とか形になるという、
当時を振り返ってみて、後頭部を鈍器のようなモノで殴打してやりたいと思えるぐらいの
非常に浅はかな考えの下で挑戦が始まりました。
ですが、あまりにも浅はかな過ぎる計画ですので頓挫するのは当たり前でした。
これ見よがしに指は止まるわ、何も出てこないわ。
色々と手を変え(レンタルオフィスを図書館に求めたり)
品を変え(ウォーターフォールモデルがダメだと言っていたのも
その悶絶の中から生み出せた苦肉の策の1つ)気分を誤魔化しながらやってみたのですが、
その結果、文字として起こせた文字数は約33000程度と、
3分の1に届くか届かないかがやっとでした。
一般企業の中で期日が限られており、最終報告の進捗度が33%しか出来ていないとなると、
「君、明日から来なくてもいいから退職届を書きなさい」と
呆れられながら言われても不思議ではないぐらいの質の悪い成果物が残りました。
勿論反省するのも大事ですが、
失敗ばかり論うと、極度のネガティヴィストの逸般人ですので、
益々自信を持つ事ができずに落ち込んでいく一方です。
ここは気分を変えて、冷静に分析しながらいい部分も探す事に注視してみました。
まずは冷静な反省点としては、
『言葉のキャッチボールの展開が見出せなかった』点
これは最近更新しておりませんが『或る二人の会話』でも陥ったミスです。
会話の広げる突破口が中々浮かんでこないので、
考えているつもりの思考停止の状態が結構な時間あったように考えられます。
調子のいい時は、勝手に登場人物が動き回って喋ってくれるので、
指もスムーズに動いてはいますが、一度止まると次の行動や動作が進みません。
帰省中の渋滞につかまり、ノロノロ運転で数十kmを進み続ける感じに似て、
苛立ちだけが募る時間帯が結構ありました。
更に『絶望的なほどの想像力の欠如』も浮上しております。
この部屋には何があって何があってと、頭の中で構図を描けていないので、
部屋の様子を綿密に描写したくてもできずに、思考停止に陥ってしまう。
知ろうともしないで新たなモノを作る事は不可能に近い領域の話となり、
凡庸以下の頭脳しか持たない逸般人が如何に実力不足だった事を見事に証明してくれました。
しかし、僅かながらでも良かった部分も残されていました。
それは動機は不純であっても、決して投げる事をせず、
年初の抱負である『やってみる』を実行に移せた事に尽きるでしょう。
作品を書く事に対して何が必要かも再認識する事ができましたし、
第一、動けたというのは少しばかりの自信となって戻ってきました。
確かに挑戦は見事なまでの大失敗となりましたが、
「失敗学」という失敗しなければ得られなかったモノも少しは手に入れられたと思います。
作品は御蔵入りにしようかなぁとも思ったのですが、
今回は先月末が締切という期限がありましたが、
別のこのコンテストだけがコンテストではありませんし、
大まかな話の流れは見えてきているので、
とりあえず10万字以上を目標として、もう少し挑戦を続けてみようと思います。
うーん・・・掲載のタイミング・・・どうしましょう(汗