10月27日号 『嗚呼、ジェンダーよ』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
感情というものがどれほど気まぐれであることを痛感した1日となりました。
しかも、それがジェンダーに直結しており、
「中年のオッサンとは言え、ちょっと哀しいなぁ…」と思えてしまうわけで…
今日はそんなスチャラカ路線をお送りしようと思います。
この展開ですので、
規定となっている1000文字を突破できるかに一抹の不安を覚えるのですが、
締切まで40分を切りましたので、
いつもの「なりゆきまかせ」で凌いでいこうと思っていたりするのです。
少し前からやっている「レンタルオフィス」としての図書館の利用は続いています。
丸一日缶詰と行くわけには、物理的に困難ではありますが、
人間の集中力の限界は90分というメカニズムが存在している事もあり、
滞在時間が僅か2時間弱でも、強ち馬鹿にはできないようで、
いい集中力を発揮するには恵まれた環境に感謝しています。
日が暮れるのも徐々に早まってきているようで、
ふと窓の外を見ると、薄暗さが目立つようになってきた頃合、
そろそろ引き上げかなぁと忘れ物がないように荷物をまとめて腰を上げます。
そのまま図書館を後にしようと入出口のゲートを通過しました。
よくスーパーでの万引きのチェックの際に通るゲートと同じ仕様ですね。
聞き慣れない音が辺りに響き渡ります。
こう言ったゲートが鳴るという事は、蔵書を隠し持っていますという警戒音です。
勿論、レンタルオフィス替わりに利用しているだけで、
蔵書を借りる事はなく、冤罪なのですが、
少しでも疑いの目を向けられるというのは心外であり、
思わぬ所で喰らう足止めですから、いい気分であるはずもありません。
なるべく感情を表に出さないようにと心掛けて足を止めるものの、
やはりいい気分ではない感情を引きずったままです。
「あのぉ…何か借りられていませんか?」
司書さんであろう女性が声をかけてきます。
「いや、別に何も借りてませんけど…」と若干不服そうな思いを抱えたまま振り返ると、
191cmの逸般人の目線で見ると、かなり小柄な司書さんが
「すいません…すいません…機械の誤作動だと思います」
申し訳なさそうにペコペコ頭を下げてきます。
その様子のあまりの愛らしさに、不服な感情はあっさりすっ飛んで行きました。
ここまで感情は現金なモノだと思うと、
素直さを通り越して、若干呆れ返った気持ちになったのは言うまでもありません。