10月22日号 『違いのわかるオトコ?』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
このタイトルの台詞だけで話題がご理解いただける方は、
申し上げにくいですが、逸般人の世代前後の方だと思います。
そして、逸般人は36歳と自らの年齢を公表しておりますので、
年齢、若しくは世代間も伺い知れてしまうわけです。
間接的に年齢が明らかになってしまう話題になってしまい、申し訳ございません。
特に「年齢」という概念に敏感に反応される女性の皆様には、
重ね重ね、心からのお詫びを申し上げます。
路線は従来通りのスチャラカですのでご安心ください。
この『違いのわかるオトコ』というキャッチコピーは、
某インスタント珈琲のコマーシャルで使われていた秀逸なキャッチコピーです。
とはいえ、一言で珈琲といっても世界は広く、
さらに一定以上の需要がありますので、様々な国や地域から輸入され続けており、
その苦味・その酸味などで好みが複雑に別れてしまう世界です。
それは缶珈琲でも同様のようで、定番のシリーズから完全新作まで津々浦々。
特にこの時期から急激に気温が下がる中、
夜間のお仕事に追われて眠気と寒さ相手に戦うお父さんの強い味方となり、
需要は一気に伸びていく事でしょう。
学生時代の逸般人も一種のカフェイン中毒者でした。
それこそ、1日5,6本の缶珈琲を開けて飲んでいた時期もありました。
当時最も好んで飲んでいたのは、ネスカフェのサンタマルタ。
大学時代の友人曰く、
「サンタマルタの空き缶がある所に、お前がいるから探すの楽やわ」と言われる程でした。
(勿論、ちゃんと空き缶専用のゴミ箱に捨てる事は忘れてはおりませんでしたよ)
ですが、そんなカフェイン中毒者も10数年経過すれば今は昔。
現在で珈琲を愉しむ機会は、
炭酸が身体にキツくなり妥協で買ってしまうペットボトル珈琲と、
夜の散歩のお供となっている容量の多い缶珈琲、
そして買い出しの時につい買ってしまう
1リットルのカフェオレタイプのみと少なくなってまいりました。
そんな中、ふとインスタント珈琲の袋に手が伸びましたので、
大分久方振りですが、インスタント珈琲を飲んでみる事にしたのです。
ブラックの珈琲が飲めないタチなので、勿論クリーミングパウダーともセットです。
自宅に持ち帰り、いそいそと珈琲を淹れる準備をします。
粉+粉+粉+お湯=インスタント珈琲の完成です。
そして、ワクワクしながら一口目を運んだのですが、思わぬ感覚が逸般人を襲います。
えっ…に、苦っ!こんなに苦かったっけ?
カフェイン中毒時代にも苦めの珈琲を好んでいた事もあり、
若干耐性は残っているモノと思っていたのですが、
想定を軽々と飛び越えていった苦味に、思わずクリーミーな水面を2度見してしまうほどです。
ですが、30代も半ばを超えた中年のオッサンが慌てふためく
みっともない姿を晒すのはちょっと考えものなので、
「全然、普通っすよ…」というポーカーフェイスを繕ってやり過ごしたのですが、
内心はクエスチョンマークで満たされていく一方でした。
その思いを引きずったまま数時間後、立ち寄ったのは某108円ショップ。
確認のためにコーヒーのペットボトルを手にお店を後にします。(勿論、支払い済)
一口飲んでみて、その決定的な違いを見せつけられたのです。
あっ…甘っ!断然飲みやすいなぁ…
苦味が全くないペットボトル珈琲の方が、消費するスピードが段ちに早く、
如何に商品開発担当者の努力が実を結んでいるのかを知る事になったのです。
単に飲み慣れていなかったインスタントの方を飲んだから
一層そう感じたのかもしれませんが、昔はこんな苦味を通ぶって楽しんでいたのかと、
変に格好をつけていた若かりし時代が、若干ピンク色に映って見えました。
インスタントとペットボトルの大きな違い。
それを知った逸般人は
『違いのわかるオトコ』としての一歩を踏み出したのかもしれません(大袈裟
次の日は、完全な寝不足となりました。
こんなキツめの珈琲を1日5,6本飲み続けていたとは…(汗