20年2月12日号『特権、獲得ならず』
本日も貴重なお時間を割いて
この無駄文に目を通してくださいまして、
誠にありがとうございます。
顔パスなんて、
煌びやかな世界の中でも
一握りのスターと呼ばれる方が
得られる特権でしょう。
外部の人間が社内に入る為には、
予めアポイントメントを取り、
その時間きっかりに訪れ、
詰所の受付欄に
名前・所属企業・訪問用途を記入し、
その整合性が取れて初めて、
【GUEST】のパスが与えられて、
漸くゲートを通る権利が得られる。
何度もGUESTパスを手にしてきましたが、
その度に部外者感を痛感しましたし、
商談や面談がが上手くまとまらず、
本当に一期一会だった時の、
パスケースの冷たさは、
「貴方はいらない人間ですよ」と
ダメを押されたようで、
人の心を折りかねません。
まぁ、迎え入れる側だって
不審人物を招き入れるワケには
いきませんから、当然の対応です。
そんな夢のまた夢の特権ですが、
それを以てしても
ダメなものはダメと念を押され、
複雑な思いをしたお話です。
スチャラカ路線ですので、
肩の力はお抜きくださいね。
基本的に嫌いなモノを
続けていこうと思うには無理がある。
無人気な無駄文でも、
4桁を超える本数を続けられたのは
根本的に【書く事】に
嫌気を指すような思いをしないので
泥縄であってもカタチに残そうとします。
父にとっての【講談】がそれで、
近頃、新進気鋭の講釈師の方が、
新たな名代を襲名された事が
話題になっていますが、
恐らくこの方が生まれる前から始め、
宝井馬琴先生から名前を頂き、
その名前で活動を続けています。
ですが、何処かの協会に
籍を置く事もしない一匹狼で
以前は己と向き合って、
厳しい稽古を積みつつ、
老人ホームに電話をかけ、
怪しまれながらも慰問に向かい
終わったら手のひらを返される。
そんな流れが定例の流れでした。
今も基本的な
スタンスは変わりませんが、
ボランティアセンターに登録し、
施設を借りて練習しては、
登録されている
グループホームに連絡をして
胡散臭そうな扱いを受けて……
これ以降の流れも変わりません。
ですが、登録した事で、
一匹狼ではなくなりましたし、
それも長くなれば
それなりに箔が付いてくるモノ。
表彰される事を拒んできた父も
観念したのか、
或いは集大成を欲しがったのか、
昨年、功労者の1人として、
市から表彰され、
表彰式は欠席しましたが、
賞状と額が贈られてきました。
そして今年。
箔が付いたのですから、
来年度の登録の更新も
表彰状の権威で顔パスできると
思ったのですが……
「今度、コレを作ってくれ」と
手渡されたのが申請書のひな型。
パソコンとは
全く縁がない父ですから、
そういった類の事務作業は
全てこちらに廻ってきます。
自らが作ったルールを順守するのが
お役所仕事の基本線。
それは功労者の表彰状の権威を
以てしても全く通用しません。
恐らく「コレが規則ですので」の
一言で門前払いされる事でしょう。
それほど手間はかからず、
一発書きで作った申請書も
通りそうなので安心しましたが、
ついつい「融通効かんねぇ……」と
ボヤいてしまうのです。




