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10月14日号 『引っ張られる』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



『物事に集中している時は、無音の方がいい』


どれぐらい前に書いたかは、書いた当の本人も記憶に薄いのですが、


確か、こんな事を書いた記憶があったなぁ…


と勝手に思い込むようにしています(というか、しました)。


もう少し記憶を遡ってみれば、


スポーツの場でよく言われている『ゾーン』に入っているという表現は、


何も運動をしている方にのみ存在しているわけではなく、


どんな方にも集中して何も耳に入ってこなくなる『ゾーン』はあります。


そんな時はどれだけ心地いい音楽が流れていたとしても、


全てが雑音となって、その集中をかき乱す要因となってしまうので、


本当に集中したい時には、音楽は必要としないというのが逸般人の持論で、


その考えに関しては現在も曲げているわけではありません。


ですが、その『ゾーン』も長くは続きません。


(勿論長く続かせるように肉体的・精神的・学術的な鍛錬の継続は必須ですが)


人間が集中力を持続する時間は長くても90分というのは、もはや定説になっているようで、


受験生が「1日10時間勉強した!」という話を耳にしますが、


単にそれは効率が悪くなっている一方で、


実際は、一定のペースを守って毎日コツコツ続けられるのが大切なのでしょう。



とはいえ、90分を過ぎたからといって「集中力の限界が来たから終わりー」なんて言ったら、


志望校への道のりは細くなっていく一方でしょうし、


「君、明日から来なくてもいいよ」と肩叩きを受けてしまうでしょう。


少しの休憩で再び集中力を補填し、


いち早く『ゾーン』の状態に入れるような工夫が求められます。


その補助的な役割を担うのが『音楽』という方も多いのではないでしょうか?


集中力を引き出すために、個人個人のアッパーチューンがあると思います。


それを何曲か回して、心のエンジンに火がつけて集中力を増やし『ゾーン』に入る。


飛行機のテイクオフに似たような構造のようにも思えます。


逸般人も凡人ですので、集中力を集めるのに『音楽』は効果的に利用していますが、


ここに意外な落とし穴が存在するのです。


それが『日本語の曲』。


流れてくる曲がキャッチーなアッパーチューンの邦楽や、


逸般人が好んで聴いている曲がかかったとしましょう。


そうしますとハミングをしたり、口ずさんでしまったりします。


つまり、日本語に耳が引っ張られてしまうのです。


集中したいというのに、これでは散漫になってしまい良質な『ゾーン』が得られません。


やはり歌詞が理解できていない洋楽などの、馴染みの薄いジャンルの音楽を流すのが


集中力を高めたい時に必要なんじゃないかと思うのですが、


そもそも興味の薄いジャンルの曲を進んで聴こうという意図が容易に働くわけもなく、


複数回集中を要する場面を目前に控えて、頭を悩ませていたりするのです。

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