10月11日号 『No WaterFall Model』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
ITの世界でウォーターフォールモデルという言葉があります。
ソフトウェア開発などでよく使われる工法の1つです。
意味は読んで名のごとく『滝が落ちる』。
つまりは水が上流から下流へ流れる様子を、
そのままシステム開発のモデルに名づけたものです。
システムの要件定義から設計、製造、テストまで、
各開発フェーズを段階的に進めていく開発モデルを指します。
名前としての歴史も古く、1970年代からソフトウェア工学で使われている言葉で、
2010年代後半へと差し掛かる現代でも使われる工法の1つです。
ボケっとしていた時に突然降ってきたのがこの言葉。
でしたが、いきなり湧いてきた時には「はて?なぜにこの言葉が…」と、
頭の中はクエスチョンマークに包まれました。
合点がいったのは、改めてこの言葉の意味を調べた後の事でした。
昨日来から何度も話題にしているように、
10万字以上の長編を目指して悪戦苦闘しているのですが、
まさにその道は茨の道で、数時間考えてみて出来上がったモノの文章量が、
2000字にも満たない事実。
「むだぶん」が1時間弱で1000文字以上で構成出来ている事に関しては、
如何に「何も考えずに無駄を綴っているだけ」という結果が浮き彫りになってきました。
しかも集中力を欠いたのか、保存をせずに数時間も奮闘した2000時弱の文章を、
不意にしてしまうボーンヘッドで頭が真っ白になったのも数度。
思い出す毎に指が止まってしまい、時間だけが無為に過ぎていく勿体なさ。
起承転結を頭から書きたがったり、テストは第1問から順番に解いていかないといけないという、
元来逸般人が固定観念となっていた『ウォーターフォールモデル』型の執筆が、
見事に破綻してしまっているのが明確な状況になっていました。
流石に思い返す時間が勿体無い頃合になってきたので、
従来の『ウォーターフォールモデル』を捨てて、『モジュール』へのシフトが必須と思い、
固定観念を何とか打破している最中です。
ちなみに『モジュール』とは簡単に言えば、
『システムの一部を構成するひとまとまりの機能を持った部品』でしょう。
小説などの作品でモジュール化するという事は、
書きたいと思っているシーンを1つ1つのかたまり(これがモジュール)として、
自分が手掛けやすいと思っているかたまりから文章を書き始めて形を作ります。
ある程度出来上がったら、そのかたまりを組み合わせて長い文章として形成する。
学校のテストで表現すると、第1問から解くのではなく、
全体を見渡して、簡単にできそうな所から埋めていく方法を取る事にしたのです。
「何だ、簡単な事じゃん」と思われるでしょうが、
昔から何故か貫き通していた『ウォーターフォールモデル』からの変更ですから、
内心では、相当な抵抗勢力が渦巻いています。
「すんません。時間ないんです」と懸命に説き伏せての路線変更ですので、
成功しないと、とんでもないしっぺ返しが待っているのも見えています。
期日まで残るは20日を切りました。そろそろエンジンをかけないといけないようです(苦笑