10月3日号『理想と現実』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
部屋の掃除中にこんなモノが発掘されてきました。
『MIO職業興味チェックリスト』
まぁ、懐かしいモノが出てきたなぁというのが素直な感想でした。
以前、職業訓練校で訓練を受けていた時の事です。
半年の職業訓練期間も半ばから後半に差し掛かってきますと、
徐々に訓練内容も実践的・かつ専門的な技術を教え込まれていくのですが、
その一方で、本来の役割である『就労支援』を果たす必要があります。
その一環として、どういった職業に適性があるか、
または本人の興味のある職業領域を認識するためのテストなどを受けます。
『MIO職業興味チェックリスト』はその後者にあたるモノで、
色々な質問に対しての答えによって点数が振り分けられ、
それをグラフ化する事で自らの志向を確認し、
現実とのズレに対して折り合っていけるかをキャリアカウンセラーの方と相談し、
今後の就職活動に結びつけていく貴重な機会の1つです。
出てきたのはその結果を表示したグラフでした。
中身には職業領域の説明が書かれています。全てを書ききれませんが一部を紹介しますと、
作業実務:戸外作業や手工技能・警部保安などの現業的な仕事
研究科学:おもに自然科学系の研究調査や技術開発の仕事といった対物志向。
文芸:文章の創作や編集などの仕事
音楽:楽器を演奏したり作曲するなど音楽に携わる仕事といった芸術志向。
指導:人に教えたり指示したり説得したるするような仕事
福祉:病人や子供・障害者などの世話をしたり相談に乗る仕事といった対人志向。
事務:定められた書式の文章を作成したり、文章を照合する仕事
計算:数値データを集計したり、お金の計算をすたりする仕事といった対データ志向。
大きく分けて4関連に分けられておりました。
そんな逸般人の職業興味分布がグラフ化されていました。
改めて眺めてみますと、その極端さが如実が現れています。
際立って高い分野は『文芸』・『音楽』、『事務』・『計算』が平均値を超えるぐらい。
対物志向に限っては軒並み低い結果となっていました。
それを眺めながら『現実』を眺めてみますと、ため息が一つこぼれ、
こんなツッコミが自らへと返ってくるのです。
「芸術文化志向が反映できる会社って、見つかるわけないだろ・・・」
※このグラフはあなたの職業興味を表したものです。
興味の高いところが能力があるということではありません。
下にはこの文言が書かれてはいるのですが、全然慰めにもなりません。
あまりの世間離れした思考っぷりに苦笑いを禁じ得なくなってしまいました(苦笑