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9月30日号 『THE BACK-NUMBER』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。


今回は『THE BACK-NUMBER』から『高身長だからこそのデメリット』を掘り出しました。


191cmという無駄に縦に長い逸般人の苦悩の日々をご笑納ください。



今回は、悲壮な逃亡劇です。


それは、高校に入学して間もない頃でした。


私の出身校は、当時スポーツ専門クラスというものが存在し、


そのクラスから、甲子園を目指す野球部・世界にその名を轟かすトップスイマー。


インターハイの優勝の実績のある力士等々、


将来のトップアスリートになる可能性を秘めた生徒が数クラス編成されていたのです。


その体力差は歴然としており、


体育大会でそのクラスを組み込んた色の組がその年の覇権を握る程でした。


しかし、如何に能力のある選手とはいえ、どうにもならない点が1つあります。


それは、『体格』です。


よく運動部の有名なコーチの言葉にも出ては来るのですが、


「練習や鍛錬である程度までは教えて鍛える事はできる。


 只、選手の体格は鍛えられる段階よりも、もっと前の話だから、どうにもならない」


恵まれた体格があるだけで、色々と違ってくるようです。



そんな中、


一般入試でやってきた逸般人(当時の身長188cm)が現れたら、


世の運動部と呼ばれる方々の目に留まらないわけはありません。


入学して数ヶ月間は、運動部員の勧誘の嵐に見舞われておりました。


野球部・サッカー部・バスケットボール部・アメフト部・バレーボール部等々、


この背丈が武器になる運動部の大半から誘われてしまいました。


ですが、この逸般人、大の運動音痴。


片道通学だけでも一時間半かかるのに、部活なんて毛頭考えにありません。


そして、私立の学校の運動部は、ユニフォームなどの備品はすべて自腹となり、


唯でさえ、親に苦労をかけさせる生活を強いている事もあり、


全て断り続けていましたのですが、熱烈な勧誘は暫く続いてしまったのです。



体力勝負で劣っている事は百も承知です。


こうなりますと、取れる手段はただ一つ。


『三十六計逃げるに如かず』と逃亡劇を繰り広げるわけです。


なるべく、教室から下駄箱への最短距離を調べ、


しかも、先回りされた場合を想定して、逃走路を数本用意し、


当時の仲間達を巻き込んでの逃亡劇を、夏休みに入るまで繰り広げておりました。


20年の年月が経ってしまったのですが、


そのお陰で、未だにその逃走経路は記憶に残っています。


目立ってしまう事は・・・デメリットだらけですよ・・・

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