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9月26日号 『嗚呼、ブランクよ』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



年齢を重ねますと、


『ブランク』という言葉に悩まされる方は急増するのではないでしょうか。


今でも言われるかもしれませんが、どの世界にも『35歳限界説』があります。


昨今のメールマガジンでは『35歳限界説は崩壊しつつある』と、


中々に威勢のいい言葉が並び、その世代の皆様を励ますような記事も見られますが、


その年代からは実務経験だけではなく、マネジメントの経験が必要であり、


それを持ち合わせていない方の就職や転職は難しいと言われます。


そして就職活動が難航していくと、徐々に広がっていくのがブランク、


つまりは空白期間です。


私もよく経験していたのですが、職務経歴の間に数年間の空白を見つけると、


訝しげ気味に「この間は何かされていたのですか?」と質問を受けます。


この質問を相手に納得させる回答が見当たらず、この段階で落とされる事が見えています。


何も隠す事がありませんので申し上げますと、この逸般人は無職の期間が長かったのです。


原因は『極度の自信喪失』


就職したはいいものの、全く周りに何かを質問する事ができませんでした。


周りに声をかけて助けを求める事が相手の負担になってしまうから、


決して迷惑はかけられない。


しかし、自分の技量ではどうする事はできない。


色々と調べてはみるものの、全く自分の中で理解ができない。


勝手に独り相撲の悪循環に落ち込んでしまい、短期間で辞めてしまったのです。


そのショックから「こんな役立たずを雇ってくれる会社なんてない」と思い、


いい年をしたオッサンが引きこもって、部屋の天井を眺めながら、


「このまま死ぬのを待つのかなぁ・・・」と思う日々を送っておりました。


今もその兆候が残っていたりもするのですが・・・



閑話休題(それはさておき)・・・


暗い方面から一気に、スチャラカ路線へと話をねじ曲げる事にしましょう。


今回は別の意味の『ブランク』に驚かされています。


以前、AIが小説作品を分析するという賞レースがあるという事を話題にしました。


人工知能が人間の綴る作品をどういった角度で作品を判定するのかに興味があると申し上げましたが、


いい機会ですので、今年立てた抱負『やってみる』に従って挑戦してみる運びとなりました。


改めて考えてみれば、長編小説に挑戦するのはかなり久しぶりで、


しかも10万字以上の作品となりますと、初めての挑戦になります。


昔綴っていた『気分小説』も、長い作品でざっと25000文字と1/4が関の山。


「大丈夫かよ、おい?」と早々に自問自答を始める始末。


今回は、『まずは書き落とす』事に体を慣れさせるために


まずは紙に書き落としてから打ち込む事を旨としてスタートさせました。


その一部の草稿が完成して試しに打ち込んでみようとカタカタやっていたのですが、


一通り綴り終わったので、文字数をカウントしてくれるCGI(ITの世界では死語ですねこれ・・・)を


利用して文字数を確認してみたのです。


システムが叩き出した数字は僅か400文字強、10万字の目線で見ますと0.4%のみ。


思わず、背筋に冷たい汗が一筋流れ落ちました。


「これ・・・いける?」と久方振りの長編作品に対する自らのブランクに


のっけから不安しかない船出となったのは言うまでもありません。

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