9月22日号 『THE 極端』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
極端とは・・・
1.普通の程度から大きく外れていること。また、そのさま。
2.もののいちばんはし
両手持ちでないと持つのも難しい大辞泉にはこのような事が書かれておりました。
今回は、我が家における典型的な極端をご紹介しようと思います。
あ、問答無用で「スチャラカ路線」ですので肩の力はお抜きください。
今日が「秋分の日」と言われてもピンと来ない人は多いように思えます。
調べてみますと、9月23日以外に秋分の日になったのは4年前の9月22日でしたが、
それよりも前に遡りますと、何と1896年(明治29年)。
夏目漱石先生が当時29歳、樋口一葉さんがこの年にお亡くなりになり、
高村光太郎先生が13歳、芥川龍之介先生が僅か4歳と
120年振りがとても遠い世界に映ってしまう程です。
そんな9月も既に後半戦。
10月の声を聞くようになると、年末の姿がチラチラ視界に入ってきて、
自ずと忙しない雰囲気が漂い始めます。
この時節になりますと、流石に真夏日という機会も少なくなり、
(とはいえ、今週末から関西圏は真夏日を記録する地域もちらほら見られるようですが)
月が2桁になりますと、気温の急降下が顕著に表れます。
「そろそろ、衣替えを考えないといけなくなってきたなぁ・・・」と考える時期で、
ここから『極端』との争いの火蓋が切って落とされます。
今はまだ実行に移してはいませんが、洋服タンスの中に保管している衣類を想定します。
厚手のセーター・消し炭色の毛糸で編まれたセーター・ロングコート等等、
寒色系や黒系の衣類が顔を揃えて出番待ちをしている所です。
世のファッション誌は、そろそろ『冬物衣類のオシャレな着こなし方』や
『2016年の冬はこれで決まり!』と購買意欲をそそる文言が表紙の上を踊る事でしょう。
ですが、残念な事にお洒落とは一線を画し続けた逸般人。
10月というまだまだ夏日も想定されているこの地域で、
いきなり冬物ファッションを味わう勇気はありません。
「10月でこれ?暑すぎるって・・・」と袖を通す勇気は微塵もありません。
方や視線を部屋に泳がせてみますと、
確かに衣類は吊り下げられているのですが、見事に薄手の半袖ばかりが揃っています。
10月以降に薄手の半袖ファッションで街を闊歩する・・・
「いやいやいやいや、流石に寒すぎるやろ」と胡乱げ気味に見やります。
夏物は夏物・冬物は冬物という両極端の影響で、
この季節的に最も気持ちのいい時期に差し掛かるというのに、
服選びで首を捻る時期に差し掛かってくると、若干憂鬱な気分を抱えてしまう始末です。
今年はバランスの取れた長袖カッターシャツは手に入れようと思った秋分でした。




