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9月17日号 『一周回って気が付くの』

貴重なお時間を割いてまで、


このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。



昨今こんな番組があるようですね。


『一周回って知らない話』


著名人や大物のゲストに向けて、今時の若者が知らない事をズバッと質問して、


それに丁寧に答えるという番組です。


逸般人のような中年のオッサンなら「それって聞かなくても知ってるんじゃないの?」という事を、


臆する事なく尋ねる若者の強心臓っぷりに感心してしまいます。


とはいえ、21世紀生まれの子が今年高校受験に挑戦しますし、


私が10代の頃の話は今時の方が知らない事ばかり。


ジェネレーションギャップを楽しむ趣旨の番組ではありますが、


「知らないって強いと同時に怖いなぁ・・・」と思わず苦笑いを浮かべてしまいます。



と、タイトルに似た番組があったなぁという導入から入りましたが、


「ほんじつのむだぶん」は、そこから一気に世俗的な話に変わります。


今回の主役は『髭剃り』です。


電気シェーバーの性能も先日申し上げましたAIと同様に日進月歩のようです。


昔は三枚刃でも充分に高性能だったモノが、


今となっては五枚刃がスタンダードになり、自動洗浄機能がくっついたり、


回転式のシェーバーなどが紹介されていますが、


逸般人は「消しゴムで撫でればスっと消えていくような」ヒゲの持ち主のようで、


時代に逆行して、108円で手に入るカミソリを使っています。


そろそろ新しいモノを手に入れておきたいなぁと思い、件の108円ショップへ向かい、


生活雑貨のコーナーにあるであろうカミソリの前に立ちました。


そこで、逸般人の固定観念から外れた商品がありました。


因みにそれまでの逸般人がイメージしていたカミソリは、


基本的に持つ柄の部分は白か黒がベースにあると思い込んでおりました。


他の色合いがあるなら、白をベースに青いラバーが滑り止めの役割を担うぐらいのイメージです。


しかし、店内に並んでいたのを見て違和感を覚えたのです。


青だろうと思っていたラバーの色がピンク色になっていました。


折角ですのでカラーチャートで調べてみますと「牡丹色」に近い色。


男性が使うようなカラーリングには決して見えないのです。


(別にピンク系が好きな男性をディスっているわけではありません)


そこで浮かぶのは「この色にした理由は一体?」という疑問・・・


見識の浅い逸般人が、短絡的に導き出した結論は・・・


「まさか、オネェの方々に向けて?」という、我ながら情けなくなる推論でした。


それにしてもニッチな所に目をつけたなぁ・・・と思いそうになり、


そうじゃないだろと一人ツッコミを入れた所で、当然の結論に至りました。


カミソリに女性の需要があっても当然じゃないか・・・と。


当たり前の結論に気づくのが遠回りになったのと、


そこまで思いを巡らせないと当たり前の結論に至ることができない、


自らの考えの視野狭窄っぷりに、心中では頭を抱えながらピンクのカミソリを手にしました。


嗚呼、頭悪くなってきたなぁ自分・・・

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