6月9日号『引っ掛かっているのです』
貴重なお時間を割いてまで、
このような無駄文に目を通してくださいまして、本当にありがとうございます。
更新日とタイトルにズレが生じていますが、
これは「なろう」の仕様を確認するために書いた作品で、孤立されていたのです。
しかし、「ほんじつのむだぶん」に変わりはありませんので、
連載の方に編入させようと思い、転載させていただく事となりました。
中身は、6月9日号と同じで、編集や加筆は加えておりませんのでご了承ください。
唐突ですが、皆様は騙されています。
如何に刷り込みの影響力が強大なモノかを証明しています。
騙されていると申し上げますと、あまりいい気分にはならないでしょうけど
憤らずに目を通していただければ幸いです。
唐突ですが目を瞑って、歯磨き粉のコマーシャルを想像してください。
知覚過敏・歯茎下がり・歯垢除去・フッ素・引き締め等々・・・
色々と関連のコマーシャルに良く出てくる、
難しそうな用語が次々と連想されている事でしょう。
ですが、そんな難しい言葉達はさっさと流しちゃってください。
連想していただきたいのは、とある映像です。
コマーシャルの中盤から後半です。
歯ブラシの上に、うにょ~っと商品を乗せる映像、
歯磨き粉のコマーシャルの王道路線とも言えますね。
如何にも、容量が多ければより効果的に効くようなイメージがあります。
ですが、「容量が多ければ効果的」という感覚は、誰かが決め付けた固定観念なのです。
厳密に言えば、歯磨剤の加減で、効果が劇的に変わるという事はないそうです。
では、何故イメージされた映像のように、
たっぷりと歯磨き粉を使う様子が取り上げられるのか・・・
答えはとてもシンプルな所に隠されているのです。
歯磨剤を製造している会社も、慈善事業で運営しているわけではありません。
自社の製品を買っていただくためには、
買われたモノは早々に消費して使い切り、また買っていただきたいという
『回転率』という意味で、大量に使っている映像を使っているのです。
つまり、「効果の変わらないモノを大量に使わせる」のは狙いです。
騙されている・・・は大袈裟な表現ではありますが、
冷静に見ても、上手く出来たトラップのように映るのです。
皆様、歯磨き粉は『適量』を使う事にしましょう。(何の注意だ・・・)