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植物少女  作者: 三ヶ月
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「里緒お姉ちゃん。この植物何て言うの~?」

「それは…ヒメオドリコソウだね。ほら、くきの上部に赤むらさき色の葉が集まってるでしょう?」

「うわぁ~。ほんとだぁ~!お姫様が踊ってるみた~い!」

「名前が分からない植物があったらまたいつでも言いに来てね。」

「里緒お姉ちゃんありがとう~!」

そう言って、その子は帰って行った。


植物が大好きな私は、植物のことなら、何でも知っている。

だから、植物のことなら何時間でも語ることができる。

そういう性格が、皆からはあきられてるけど。

だって、植物って見てるだけで幸せな気分になるんだもん。

種類もたくさんあるし、いろんな色があるし、何よりもきれい。

そんな風に思っていたら、いつの間にか植物の名前ほとんど覚えてた。









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