シラ切殺し屋とだまされ魔女
どうも井中です。特にこれと言った話はないです。時間があるときに読んでくださると幸いです。
初の任務が終わって私たちはアジトに戻ってきた。正直な話。任務はうまくいった。それも私のおかげで。でもまさか仕事の内容が「人をお空に葬り去る」なんて思ってもいなかったので私は終止不機嫌であり、問い詰めていた。
「ねぇ。イオ。あなた。仕事内容は掃除って言いましたよね。あれのどこが掃除なのかしら!。あんなことしたら私捕まっちゃうじゃないの!そんなことになったら立派な魔女なんて成れないじゃない。どうしてくれるのから」
「・・・。気にしないで」
「気にするわよ。ああ~ん。私これで人を殺っちゃった。おばあちゃんからもらった大切な杖でぇ~。はぁもう私は普通には戻れなくなっちゃったわ」
「・・・ちゃんとお金は払うから。・・・・これで新しい仕事用の杖を買いな」
「お金なんてもらったって意味ないわよ。事実は魔法でも捻じ曲げられないのよ。でもお金は一応もらっておくね」
イオからお金をもらい受けてかわいいポーチに入れておいた。すると会話を聞いていたのか黒い置物がしゃべる
「おお。ちゃんと仕事はしたみたいだな。途中で俺は放り出して逃げると思ってたわ」
「・・・何なのこのカラス」
「カラスだと?!。確かに今は置物として話しているが俺は人だ。ブラッククロウと呼べ」
「んじゃカラスさん。私騙されたということで訴えてきていいですか?」
私は二人に対して脅しをかけるとイオは特に反応しなかったがカラスさんは焦って弁明した。
「さ、さすがにそれはやめてくれ!。マジで!。シャレにならん!。これまでの俺たちの苦労が水の泡になってしまう!」
「別に良いんじゃないの?。やってることただの犯罪だし。捕まってくれた方が世のためでしょ?」
「ぐっ!。・・・おいイオ。お前からもなんか言ってやれ」
痛いところを突かれたのかカラスさんは何も言えないようでイオのほうにすべて丸投げをした。するとイオは静かに話し始めた。
「・・・でもミラも同罪だね」
「あ、」
「もし訴えてもミラも捕まるよ。しかも魔女の家系ならすぐに火あぶりだよ?」
火あぶりと聞き、私は体が震えあがり、幼き日に見た光景が脳裏に浮かんで私はその場に吐いてしまった。
「・・・大丈夫?」
イオはすぐにそばにあった布巾をもって開放をしてくれた。背中をさすられ、少しずついやな記憶が薄れていくのが感じられ、目からは涙が少し出てた。