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寡黙な殺し屋と見習い魔女

どうも井中です。気まぐれで不定期な短編小説を書くことにしました。1000語くらいに収めようと思っています。時間があるときに呼んでくれると幸いです。

「今日もうまくいかなかった」


昨日もおとといもうまくいかない。大きくため息をついて近くの木に寄り掛かり、手に持っていた魔法の杖をそばに転がり落とした。


私ことミラは、いつもの森で魔法の修行に来ていたが何もうまくいかなく、もうすぐ魔力が尽きそうであった。見上げた空はもう夕暮れから夜になりかかろうとしていて、私も星が上がるのを見届けながら瞼を閉じた。


ーーーーー


「うう~ん。はっ!。ここは?」


夢を見ていた私は自分が殺される夢を見てしまい勢い良く起き、あたりを見渡すとそこは見覚えのない場所であった。


シックな部屋であるけどどこかぼろい。寝ていたソファーも妙にふかふかしていると思ったら破けて綿が出てきていた。そして極み付けは円卓の上に置かれた気味の悪いようなカラスのオブジェ。


私は起き上がってその不気味なオブジェを触ろうとしたその瞬間にオブジェから声が聞こえた。


「おい、何触ろうとしてんだ。」


「え!。石がしゃべった!」


「石ではない!。はぁ、たく。どいつもこいつも俺を石だと思いやがって・・・」


「・・・すいません。ところでここはどこなんですか?」


「ん?。ここか?。そうだな、これからお前が一生をかけて働いてもらうとこだ」


「え、いやなんですけど。私は立派な魔女になるためにたくさん練習をしないといけないんです。ここで休んでいる暇はないんです。それじゃ」


よくわからない場所であったが気味が悪かったので私は早く出て行こうと玄関らしきとこに行くと、そこからヒトが気配もなく入ってきた。私は思わず、びっくりして後ずさりをするとその人は顔を上げて話した。


「あ、君、起きたんだ。・・・よかった」


「っ!。そ、そうなんですよね~。ははは」


フードからのぞかせた顔はいわゆる美男系の顔であったがそれ以上に何かとても感じたくないようなオーラを纏っているのを感じ、私は戦慄した。急いで私はその場から逃げるようにして立ち去った。


「それじゃ私はここらで失礼しますね~」


「あ、・・・・・またね。あとで会おうね」


最後に何か言い残していたが私は気にしないでぼろい階段を下りていった。

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