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第六章(2) 私の過去の話① Byカミラ

私の母はとても優しい人でした。

父はあまり家に帰ってこなかったけれど、それでも母はいつも笑顔で、私や兄弟達と一緒に暮らしていました。


しかし、ある日、使用人に家から追い出され、よくわからないところにおいていかれました。

何もかも急な事で、何もわからない私達兄弟に、大人の人が『君達は捨てられたんだよ』と教えてくれました。『捨てられても生きられるようになる方法をここで学ぶんだよ』と教えてくれました。

けれど、私はそんなことはどうでも良かったんです。

お母さんはどこ?

お母さんは私達を捨てたの?

そのことで、頭はいっぱいいっぱいで、悲しくなりました。


「お母様は私達を捨てたりしないわ!」

私と同じ状況に置かれている姉は、私にそう言ってくれました。

「生きてここを出て、お母様に会いに行こう!」

その言葉が、私に、ここで生きていこうと思わせてくれました。

姉が17歳になった時、姉は私を置いて先に外の世界へ出ていくことになって。

「私は一年貴方より先に外で生きる、貴方はここで一年生きるの。一年後、必ず会えるから。会えるようにお姉ちゃんがするから。だから、お互い頑張ろ!」

大きくなって泣かなくなったのにも関わらず泣きじゃくる私に姉はそう言ってくれました。

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