第六章(1) 目が覚めると、私は・・・・
なんとなく手が温かくて目を開くと、そこにはカミラがいました。
ああ、私は彼女まで連れてきてしまったのね・・・・。
「ごめんなさい、カミラ」
「っ!アリーナ様っ!」
私が謝るとカミラは目に涙を溜めながら、私の名前を呼んでくれました。その隣には男の人が居て、その男の人は、すぐに話しながらどこかへ行ってしまいました。
「ほん、とう、に、目が覚めて良かった・・・・」
カミラは泣きながら、私にそう言ってくれました。
本当に・・・・って、あれ?
「カミラ、私は・・・・」
「はい、生きておられますよ」
生きている
ただそれだけなのに、今はそれだけで十分な気がしました。
「アリーナ様、今回のことは全て私が悪いのです」
カミラは急に悲しそうな顔になって、私にそう告げました。
何故そう思うのですか?悪いのは私です。貴方にわがままを押し付けてしまった、私が悪いのです。
そう伝えたいのに、身体が重くて話す気になれないのが、とてもしんどいのです。
「何も、言わなくて、大丈夫、ですよ。途中で寝てもらっても構いませんので、少し、私の過去のお話をさせてもらってもよろしいですか?」
私は頷きました。
カミラはそれを見てから、話し出しました。
それは、私の知ろうともしなかったカミラの悲しい過去のお話で、私はその途中で眠ることなんてできないのでした。




