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第三章(2) 褒め言葉と私の恐怖感の軽減

「まぁ、僕的にはただの嫉妬だと思うよ?」

「え?」

店長さんの考え方に感心していた私は急に言われた言葉が先程まで話していた内容とかけ離れているように感じました。

「だって、誰にもメイさんの身分のこと話していないでしょう?接客をする前にお客様は帰ってしまわれているから」

「それは、そうですけど・・・・」

でも、他のお客様から聞いているかもしれない。お客様の口コミ?というものもお店が人気になるには必要だとカミラは言っていたから、口コミで私のことが知られているかもしれない。

「都市の人にだって、御貴族の御令嬢様よりも良い人がいない訳じゃないんだよ。メイさんはその類の人に見えたんだろうね」

えっと?つまり、私は御貴族の御令嬢よりも良い人に見られたと言う事?

「いえ、そんなことはないかと思います」

「そうかな〜?」

自分が嫉妬されるようなことは無い。御貴族の御令嬢は、私なんかよりも輝いていらっしゃるから。

「僕は、誇らしく思ってるよ」

本当に、店長さんは良い人です。こんな私を励まそうとしてくださって。その店長さんの言葉が、単純に嬉しかったのです。


私は本当に、御令嬢なんかではなくて御令嬢に嫉妬されるような容姿だけを持った奴隷も同然の人間なのだと、認められたみたいで。

そう思ったとき、私は少し、殺されることが怖くなくなったのでした。

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