番外 登場人物紹介ー2
登場人物紹介の続き
味方の陣営ですね。
そのうちに敵側の紹介、3回目もやります。
●ミッドガーランド王国 ペンドラゴンが建国したガーランド群島で一番大きな国。かつてはジャザム人が、今はアーナム人が治める。ミッドガーランド島の南側の大半とイーストガンランド島が領地。現在の国王はジェフ・ガーランド・グレイシー。
●ジャカランダ ミッドガーランド王国の首都。通常「王都」と呼ばれる。ミッドガーランド島の中央から、やや東寄りにある。古くは「ジャザランダ」と発音していた。「ジャザム人の土地」という意味。
〇ジェフ・ガーランド・グレイシー ミッドガーランド王国の国王。
前国王のアルトリウスに仕える騎士の一人だった。つまり、今彼に仕える騎士たちは、かつての同僚である。前国王、アルトリウス王の皇太子モードレッドが反乱を起こしたときに、どちらの陣営にも付かず、仲介に徹したが、結局、王と皇太子が相打ちで二人とも死亡。新国王となった。
第140話で暗殺された。
モデルになったのはTHUNDER BIRD 国際救助隊のパパさん、ジェフ・トレイシー。
〇スコット・ガーランド・グレイシー 王家の長男 故人
王子たちの中でもずば抜けて優秀で、次期国王として期待されていた。
三年前、騎士団の一部である魔法兵団が独断でレイゾーたちを異世界から転移させ、責任を感じたスコットは、レイゾーたちを守るため行動をともにしたが、第一次バルナック戦争の中で戦死した。
元AGI METALのパーティメンバー。
モデルはTHUNDER BIRDのサンダーバード1号のスコット・トレイシー
〇ジョン・ガーランド。グレイシー 王家の次男
国務大臣を務める。政に才能を発揮している。ジェフ王暗殺時に怪我を負った。
モデルはサンダーバード5号のジョン・トレイシー
〇バージル・ガーランド・グレイシー 王家の三男
外務大臣 外交で忙しく飛び回っている。ジェフ王暗殺時に怪我を負った。
モデルはサンダーバード2号のバージル・トレイシー
〇ペネロープ・ガーランド・グレイシー 王家の長女。第四子。
社交界で才能を発揮している。ガラハドとマリアの結婚式にも参加した。
モデルはTHUNDER BIRDのレディ・ペネロープ
〇ゴードン・ガーランド・グレイシー 王家の四男。第五子。
武勇に秀でており。魔法も得意。風の精霊の加護持ち。国防大臣の任に就く。
スコットの後に一時期AGI METALのパーティメンバーとなっていた。
モデルはサンダーバード4号のゴードン・トレイシー
〇アラン・ガーランド・グレイシー 王家の五男。他の兄弟とは腹違い。年齢もやや離れている。15歳。
ゴードンに負けず、武勇に秀でる。特に馬術は優秀。
トリスタンとイゾルデの養女となったレイチェルに好意を持っており、内心はデレデレ。
姉のレイチェルを護ろうとする弟ジーンは天敵のような存在。
サンダーバード3号のアラン・トレイシーがモデル
●ジャカランダ王宮騎士団
前国王のアルトリウスに仕えた屈強な騎士たちが中心になっている。
アーサー王伝説の円卓の騎士たちがモデル。
〇ガウェイン 現在の騎士団長。アルトリウス王時代には騎士団のナンバー2だった。
魔法が使えず、その分体術に長ける。若いころ武者修行の旅をして南の島で『テイ』という武術を身につけた。普段は騎士らしく剣や盾を使うが、いざとなればテイの武具トンファーを使う。『テイ』とは、いわゆる空手のこと。
三年前の第一次バルナック戦争では、ゴードンの守役としてAGI METALのパーティメンバーにもなっているが、第一次戦争の最終決戦時には、王都の砦で戦い、別行動だった。
〇アグラヴェイン ガウェインの弟 ミッドガーランド王国の水軍、軍港リマーを母港とする北西方面の司令官で旗艦ブルーノアの船長だったが、戦死。
〇シイラとバイソン ブルーノアの乗組員である魔法使い。シイラは水、バイソンは風の魔法を得意とし、ブルーノアが沈んでからはガウェインの部下として働いている。
名前のネタ元は「宇宙空母ブルーノア」の艦載機。艦首の潜水艦と艦尾の多目的攻撃ヘリコプター。
〇ガヘレス ガウェイン、アグラヴェインの弟 ミッドガーランド王国水軍、軍港ホリーを母港とする南東方面の司令官でブルーノア級二番艦グリーンノアの船長。
グリーンノアという名前のネタは「機動戦士ガンダム」シリーズの宇宙植民地から。
〇ガレス ガウェインの末の弟 水軍南東方面軍の最新鋭巡洋艦メイフラワーの操舵手。
メイフラワーの名前のネタ元は「伝説巨人イデオン」の主人公たちの宇宙船。初期設定では、メイフラワーになるはずだったが、結局ソロシップという名前になった。
〇ライオネル アルトリウス王の時代から仕える勇敢な騎士。クライテン村奪還作戦では中心的な戦力としてトロールなどと戦った。
〇ベネディア アルトリウス王の時代から仕える勇敢な騎士。いまのところ目立った功績はないが、王都を守っている。
〇ケイ アルトリウス王の頃から仕える騎士。クライテン村奪還作戦では見事な働きをし、クッキーを助けた。バルナックへ情報を流す間者であると疑われていたが、ジェフ王暗殺のあと、ファーガスによって殺された。
〇ダゴネット アルトリウス王の時代から仕える騎士。アルトリウス王の小姓として、多くの戦場を渡り歩いた。バルナックに情報を流す裏切者。
〇ファーガス アルトリウス王の時代から仕える。元は農夫。アルトリウス王に取り立てられて騎士となった。あくまでも自分が仕える王はアルトリウスであるとして、ジェフ王には反発。バルナックを手引きし、ジェフ王の暗殺に至る。
〇トリスタン ジェフ王の治世になってから王宮騎士団に入った。弓の名人。爵位は伯爵だったが、クライテン村を守れなかったのは失態であるとして子爵に格下げされた。これは、古参の騎士たちのやっかみも含んでおり、実力としては、騎士団長のガウェインにも劣ることはない。
〇イゾルデ トリスタンの妻 子供が出来ず、孤児のジーンとレイチェルを引き取りたいと願い、トリスタンも認める。良妻賢母。
〇パーシバル 若手騎士の筆頭株。トリスタンの部下。槍の名手。アランやジーンを鍛える。
〇アルトリウス王 先代の国王 故人
戦乱続きのガーランドを治めた戦上手で、人望も厚い。
古参の騎士は、ほとんどこのアルトリウス王に仕えていた。モードレッドの反乱でモードレッドと相討ちになり死亡。
〇モードレッド 故人 先代アルトリウス王の皇太子、父に反抗し、反乱を起こしたが相討ちになり死亡した。
〇ラーンスロット 故人 アルトリウス王に仕えていた最強の騎士。ガラハドの父。
アルトリウス王の皇太子モードレッドが反乱を起こした時には、歴戦の騎士たちの中で、ただ一人モードレッド側の陣営に着いた。ジェフ王の治世になり、お咎め無しとなったが、古参の騎士たちとの間にはわだかまりが残った。スコット王子の守役としてレイゾーのパーティに加わったが、スコット王子を守り切れず、王子の仇討ちとして単身でバルナック軍に攻め入り戦死した。
●セントアイブス ミッドガーランド島の南西部に突き出たコーンスロール半島の根本に位置する港町。東側は漁港。あまり大きな街ではないが、交通の要所であるため、人の出入りは多く、ラビリンスも近い為、冒険者などが多い。
〇ジム・セントアイブス・ページ 貴族 爵位は公爵、子爵。40歳。
セントアイブスの領主。急領主が住んでいた城は解放し、病院、療養所、避難所として使用。本人はこじんまりとした領事館に住んでいる。取調室を街の誇りと考える庶民的な面もあり、ラーメンが好物。
〇ロジャー セントアイブス騎士団長 26歳
若いが責任感があり、指揮官として優秀。しっかりと街を守っている。無駄にイケメン。
名前の元はQUEENのドラマー。
〇ブライアン セントアイブス騎士団の工作部隊小隊長。
クッキーが推す土嚢の有効性をすぐに認めた頭が柔らかい若者。
冒険者を装いバルナック領へ斥候として侵入、飛行型ゴーレムの基地の場所をつきとめた。
名前はQUEENのギタリストから
〇レイチェルとジーン レイチェル13歳 ジーン9歳
漁師の子供の姉弟。不漁の両親が探索者としてダンジョンに入ったが戻らず、生活費を稼ぐため、自分たちもダンジョンに入り、危ないところをクッキーに助けられた。
その後、取調室の庇護を受けるが、王宮騎士団の内部調査に協力するとしてトリスタンについてジャカランダへ移住。養子養女となる。
二人とも、精霊の加護、契約を持つため、今は戦力としても期待が大きい。
レイチェルはしっかり者だが、アラン王子に好意を持ち、恋に夢中。
ジーンは魔王に単独で対抗できるクラス、勇者になれる可能性がある。
〇オリヴィア 六人の魔女のうちの一人。年齢不詳。
普段は旧セントアイブス城の病院で看護師をしている。妊娠したマチコを看てもらうためにクララが連れて来た産婆が、実は魔女だった。
古代魔法の打消し呪文対抗呪文を使えることから、魔女のなかでもトップスリーであろう。マリアの師匠サリバンとは仲が良かったらしい。現在、マチコの助産婦でマリアの魔法の先生。抑うつ状態であるクッキーも診察している。




