70.なんだって
どうも。ヴィルです。
あ、別に今まで通りで。
ええ。その来ましたね。間諜かな?
官司とは思えないけど。
なんだろう。雰囲気がね。違うんですよ。
ええ、冒険者です。
しかも金級。
問題は通じないんですよ。領民冒険者の勧誘が!
出来れば起こってほしくない。起こって欲しくないんだが!
む、いきなりこちらでござるか。
投げないでほしいでござるな。
特に現状では。
うむ、間違いなく王都絡み。
む?ロイ殿でござるか?
、、、絶賛ナンパ中でござる。
いやいや、うむすまんナンパでござるな間諜を。
お前!ナンパ中に邪魔すんじゃねえ!
と一度お叱りを受けたので。ナンパ中は邪魔出来ないでござる。
む?女性でござるか?いやー。
有りか無しでと。う、うーむ拙者無しで。
え?ああ、ロイ殿の好みで乳がデカイでござる。え?顔?
、、、普通に貴族の令嬢で見るでござるな。
む?特徴?すまぬ。
金級であの容姿でござろう?普通なら噂を聞くはずでござるが。
まったく聞いたことがないでござるな。
え?だから特徴で、ござるか?
こ、高位の令嬢っぽいで許していただけんでござるかな。
お前実は知っているだろう?白状しろと。い、嫌で、あ!
、、、相手を知っているでござる。
超関わってほしくない相手でござる。
あ!相手にしたくないからとランク開示したでござるな。
ロイ殿いつも通りお構いなしに、冒険者だろう?平民に違いあるまい。私は領主だ。貴族の言う事を聞け!と
それはマズイでござる!いかん!いや、え?や?は?
ロイ様優先!
と思ったら。彼女の仲間がなんか色々言いながら彼女の腕を引いて表に出ていった。た、助かったでござる。彼女本気で剣を抜きかけていたでござる、というかなぜココにいるでござるか!
ロイ様。また振られたと。まだ振られていない事は黙っておこう。
なんか。ギルドの受付に感謝されているでござるなあ。
「私、ミネーヴァ・アレクシアは己の名において、、、バーナ領に尽くし!、、、バーナ領の為に働き!、、、仲間と共に歩むことをここに誓う!」
うわあ。ブチ切れそうでござるな。え?誰かってフェイでござるが?
ぶざけんな相手が誰か?あ~うん。運命でござるな。公爵令嬢の長女でござる。間違いない!嫁候補筆頭決定でござるな!他派閥でござるが。
す、すまぬ。願望でござる。いやロイ様ならいけるか?
彼女はなんというか直情的と言うかその素直というか短気?単純?ゴリラ?そう素直な性格なんでござるよ?曲がった事は大嫌い。本音を言え!嫌なら嫌とハッキリ言えと。そう!純情なのでござる!某良い事言った!
ブチ切れそう?ああ、心配無用でござる。今名に賭けてしまったでござる。
え?はっはっはー。まさか彼女も領民に成るために名と!血を!賭けるなんて思って無かったでござろう。潜入の為にでござろうが。引くに引けなかったんでござるな。逆に騙されないか心配でござる。まあ。今まさに嵌められたんでござるが。
ロイ殿は狩る気満々でござる。愛人として。本気で助言してる。困ったら直ぐ言えとか。困ったらココに来いとか。甘言並べ立てている。落ちぶれ貴族の平民としてしか思ってないでござる。いや、かみ質、、、はうちの領の女性の方が、肌は、領民なら。言葉遣い、、、は冒険者用粗暴な言葉。あ、これ彼女が貴族ってロイ様が気付くの無理だわ。
これ、収集どうつけるでござる?あれ、一瞬満更でもない雰囲気が感じられたと思う!って言うか感じた。コレは全勢力を上げてまとめ上げねば!
え?いや?決定でござるよ?相手の気持ち?そう見えたでござる?
相手の家?既成事実があれば文句つけても自分の家名に傷つくだけでござる。
フェイ腹黒い?えっといったいどこが?貴族として家臣として普通だと思うのでござるが?
いや、でも彼女の性格を考えると。邪魔した方が我等の身の安全の為のような。
はあ、、、なぜここから私が?
ええそうです。サバートです
現在ですか?
えっと。口説いてますね。その、愛人の前で。
え?愛人の方は必死に援護しておりますね。
はあ、えっと。なぜともうされましても。貴族の愛人ですよね?
恋人です。ええ。自由契約とも言いますね。
そのなぜ人間性的にどうとか、女を馬鹿にしているとか色々言われてもよくわかりませんが。
なぜ彼女が援護する、、、ですか?ロイ様が金持ちだからですよね?
いえ、だって、お小遣い貰えて恋人生活も良いですが。常に自分のところへ来られる彼女としてはもっと色々やりたい事があるのでは?ええ、更に増えれば自分にかまける暇もないと。
好きな人とは好きな時間に会える。でも自由な時間も欲しい。
結婚出来ないなんて可哀想?いえ結婚同様ですが。戸籍ですか?家名抜きの名前で誤魔化されますね。親?延長上ですね。
差別?差別の意味がわかりませんが。平民と貴族は区別されてますね。
女性を馬鹿にしている?
ええっと。彼女をその、とぼすわけではないのですが。彼女の行動は基本やりたい事には金をだせ。愛もよこせ。私がかまって欲しい時は構えって感じがしてちょっと私は。え?ええ。貴族の愛人として認められた行動です。
まあ、そういった訳で援護しているのではと推測します。
相手は引かないか?平民であれば引くわけが無いでしょう。
あのロイ様!とはいえこの領では頭!なんですよ?
この領ではこれ以上が無い方なのです。え?
愛人探す前に婚約者見つけたら?
それ、私が言えるとでも?
はあ、他派閥なんだ。
フェイからの報告、、、ああ、あの家のじゃじゃ馬。
しかし、偶然フェイが気付いて良かった。
王都に興味がなさ過ぎて忘れていた。大貴族家じゃないか。
ロイ様の婚約者決定ですね。全勢力を上げてでも。ふむ。
派閥に強力依頼を頼みますか。
早速早馬の準備を。お二人の意向は関係ありません。決定です!




