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59.ダンジョン産

いいねでこの方向性かと頑張ってみました。

大変申し訳無いです。

迷走どころか変な方向へ飛んでいきました。

さて皆のもの準備は良いか?


期待に答えようではないか!


今回の実験のテーマはコレだ!

ババーン!


ミスリル~。


よくやってくれた!


ダンジョン産の鉱物。


異世界ファンタジーの代名詞!


魔法金属!ミスリル銀!魔法銀とも言う!


因みに鉄だと魔鉄なんだって。


懸賞かけよう。







さすがミスリル級!ミスリル持ってくるとは。


相場は拳大で大金貨10枚。ふ~ん。そしてコレも拳大。


ただし、バーナ領ダンジョン産初魔法銀。


「カイン!褒美を取らす。大金貨100枚だ!」


ふっふ~ん。ミッスリル~ミッスリル~


メグたんに自慢しに行こ~っと。






な、なかなか詳しいやないけ。


でも目輝かせとったなあ。


ところでさ、なんでミスリル銀なんやろ?


魔法銀って事は銀が主成分なんやろか?


ミスリル。彼女が言うには魔法との相性が抜群。


魔力保有量なのか魔法伝導率なのかはわからない。


ミスリルの剣とか杖持って魔法使うと、魔法の精度が上がるとかしか知らんかったわ。



想像物語上では確かにそうなってる。



お、おう。おっさんいきなり来んなし。



私はいつもお前の側にいる。



なんか言い方がやらしいな。



うむ。ミスリルと聞いてはな。心おどる~。




なんかおっさんも歓喜している。



で何から始める?当然魔法関係からだよな?



まあ、そうなんだけどさ。それじゃあなあ。たぶんめっちゃ普通やで?





ハイ!って事で毎度同じ工房です。お、親方じゃん元気?


親方達は黙って黙礼だけだ。


うん、この雰囲気は嫌いじゃない。



さてここに取り出したるはミスリル!

そして銀!銀のインゴット!ヘソクリ!

、、、あのなあ脱税ちゃうわ!貴族の家なら資産で金銀位インゴット持っとるわ。行ってみ?え日本でそんな事したら犯罪?


、、、日本って貴族いるの?おっさん。



なんと答えようか。正確にはいるぞ。ほれ、こんな感じ



○皇、宮○、華○、うわ~。自由無え。

偉い人ちゃうん?え?少し前の国王みたいな?



ああ、権力の象徴みたいなだけで下は言う事聞かない。利用だけされる。



ゴホン!その家行ってみ。絶対インゴット有るって。

たぶん。

ってか話逸れすぎ!でだおっさん!早速いってみよう!



なんだよいきなりだな。流石にミスリルでは役にたてんと思うぞ?



ほんとうに~?おっさんだってこっちの生活長いじゃん。むしろ同い年。



はあ、、、反論できねえ。そうだなあ。



金銀銅ってのは昔から価値が高く希少金属だったんだ。



ほうほう、で?



クソ、聞く時だけは素直か。



いつも素直だろ!



はあ、でな産出量云々希少度云々も当然昔からあったんだが。その後色々と性能が発覚してより性能順位が正しいことが解ったんだ。



まじか。昔の人は知ってたってこと?



いや?見た目の好みってだけだろう。例えば金属が溶ける温度があってな。それだって人が理解るほどの温度差は無いんだ。



え?金の方が溶けやすいイメージ有るけど。



残念、銀のが低い温度で溶ける。っが。人には感じるのは無理だろうな。おっと話がそれ過ぎた。でな最も似たイメージというか話から考えるぞ?



ほうほう。



お前言ったろう?魔法伝導率って。向こうでも魔法のエネルギーの如き扱いの物が身近に存在している。皆それを当たり前と思い、そうなって当たり前と感じている。



、、、電気かあ。



だ。電気ってのは色々な力に変換可能だ。



でも魔法と違って目に見えるんでしょ?



静電気ってのが身近にあってな。人はそれに感づかない。いや雰囲気でヤバそうと感じる知識は最近身につけられた。帯電っていってな。静電気を暗い所で喰らって初めて人は目撃する。それの名前が放電現象。



魔法の放出現象に似てる。



そう、貯めて一気にバチってな。で、その電気に伝導率。つまり電気を通しやすい性質ってのがあってな。一番電気を通しやすい金属それが。



銀、、、って事か。うあ~。まさかなんだけどおっさんもしかして。



そこまでは思っていない。ただ、ミスリルの元は銀で魔力適正に特化しようと加工したものが。



ミスリル銀。やべえ、このおっさんやべえ。








って事で実験開始。


さてまずは魔力伝導率の違い。危険性が低い光から参りまーす。


おっと、一応個室で。あ、フェイも来るのね。護衛ですからって。


まずは普通金属の銀さんです!


喰らえ光魔法の魔力!超!特盛!


、、、うん銀を通すと明るいには明るいけどペカーって感じ。


、、、クソ!なんだよ。なんでオーディエンスがここで沸いてくるんだ。

見学、乙、人の悲鳴が聞こえると聞きましてとか、ざまあは早い!


すう、、、はあ、、、やるよ?

おっさん!受けるのは俺らなんだぞ!覚悟は出来てんだろうな!、、、沈黙すんなよ!!!




お前の悲鳴ほど気持ち良いモノはない!

死にさらせ!!!!




くされオーディエンス共がああぁぁぁ!!!!

まあいい。顕現せよ!光魔法!本気版!




ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!


「だれかある、だれかある!!!!!」


ナイスだフェイ!!おまえよく耐えれたな?


え?嫌な予感がしたから後ろ向いて目を瞑っていただと。


おまえ、護衛が目を離すなんて。


間違えた?入り口に誰か来たかもと入り口の確認をしていただけと。


、、、いや。良い判断だ。間諜を疑うのは護衛の基本だからな。






回復中、しばらくお待ち下さい。






さて、考察しよう。

オーディエンスうるさい。もう一回じゃない!


結果は素直に言えば銀はフィルターがかかった感じ。

ミスリル銀は逆に増幅された感じ。


おい、おっさん。何か隠した感情が流れて来たんだが。



あ?いやあ。なんつうかふと思い出しただけでコレには関係無い。



ほんとうに~?



いや、魔法を電気と考えた時にふと可能性を思い出しただけで。



へいへ~い!ゲロっちゃえよ!



はあ。まあいいか。これだよ。電子回路ってのがあってな。



ふむふむ。増幅器、、、トランジスタ。

なるほど。それで例の小型の板が光ると。音を出すと。

これヤバイな!だとしたらあのミスリル銀はトランジスタが埋め込まれた金属ってことだよな?



だが一つ問題がある。増幅器、いやトランジスタには欠点がある。熱に弱いんだ。それこそ銀に入れたらすべての意味を無くしてしまう。



、、、おっさん。ここ魔法の世界やで?



お、おう。



魔法のトランジスタみたいなもんが銀に混ざっていたとしたら?魔法のトランジスタの分子又は原子があればそれを混ぜれば?

それに熱に弱いって聞いて逆に納得したんだ。ミスリル銀は一部の者しか加工出来ないとか。加工できなけりゃ残ったミスリルはどうなったの?燃え尽きたの?ってなるじゃん。調べるだろ?答えは無くなった、だ。だから何度も挑戦出来ない。有から無は無理。逆もまたしかり。有から無も出来ないんでしょう?もしただの銀に戻っているならそれを返してもミスリルではないから、、、



もめるなあ。まあ、魔力に関係はするだろうな。



悔しいなあ、今回は完全敗北だ。手が出ない。出す意味がない。



だな。少量削って実験しても予想通りの結果ならやる意味がない。



だよねえ。今の所は負けを認めてやるよ。

オーディエンス諸君、スタンディングオベーションはないんじゃないかなあ!



ハッハッハ。しかしそうだったとしたらこの仕組まるでレンズみたいだな。



レンズ?



ん?ああ、ちょっと待ってろ。これとこれ。これもいるか。これはいらんだろうが。



虫眼鏡。顕微鏡。双眼鏡。望遠鏡。電子顕微鏡。それぞれの作り方。大半制作不可能だけど。あれこれって逆じゃん。



ああ、原理の逆パターンだ。ああ、一個有った。



、、、映写機。なるほどそれでレンズみたいだと。

透明なレンズかあ。心おどる~



材料は砂。ソーダ灰と石灰石。色はこれとこれとこれだ!



ようはこの色の砂と、それぞれの色の石集めて例の試験紙で確認すりゃいいんだろう?

余裕余裕!









はっはっは!残念だったなオーディエンス諸君。今日の私はひと味違うぞ!


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