表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/150

53.実験とは

いつからだろう。


実験が失敗しいないと勘違いしたのは、


いつからだろう


実験の失敗に恐れる様になったのは、



実験に失敗は付きものだ。


だがそれがどうした。それが実験だ!









まあ、俺が失敗するわけが無いが。


なぜ?頭ん中で検証を常にしてるからだよ!


例えばでかい丸い石を坂の上から転がす。


軽い壁なら粉砕するが。強固で重い壁では止まってしまう。


つまり同強度。同じ加速度。同じ質量などをぶつければ止まる。


人体実験?身体強化?なんで俺が失敗する前提の実験をさせようとするんだよ!


あのなあ。身体強化ってのは難しいんだ。そして殴るという行為もな。


加減ってのがあってだな。同程度の力と強度を計算してだな。




そんな面倒な話は良い?悲鳴が聞きたい。

悪いがそんな趣味はない。


なんだ。気持ち悪いな。あ?


実は人体実験じゃないといけないものがあるんだろうだと?


ない!そんなものはない!


、、、なぜそれを知っている。


頭をぶつけた?ああ、だがおっさんが言っている。空気を圧縮したものに直接手を触れればずたずたになるとな。


魔法が有るなら空を飛べるかの検証は必要だよなおっさん?

ってなぜおっさんから口説こうとする。


おっさん。君も飛べるはずとかいい出すな!


空は青かった?地球は丸かったと言いたいだろう?って。


すでに空は青いし、ここは地球ではないのだが。


そもそもだ。どんな実験で空を飛ぼうというのだ。怪我はしたくないし飛ばされるのと飛ぶのは意味が違う。


空を飛ぶ定義だと?鳥は?あれは風をつかんでだな。飛んでいるのか落ちているのかだと?

良いか?鳥というのはだな上昇気流なりを掴んでだな。


は?そういった理屈を抜きにしてあれは飛んでいるのか落ちているのかだと?


、、、どうなんだ実際。件の重力という概念。引力。体重。重さ。自重。










理論的に鳥は落ちている。だが、空気の気流を掴む事。大量の空気を体重以上の大質量を羽に巻き込み下に叩きつける事で空中移動が可能だ!


、、、なあおっさん。自分と同程度の大気をってどのくらいだ?



知るかボケ!ああ、二酸化炭素実験で液化しただろ?その液体と同体積の人体の質量って事でどうだ?



どうだって途方も無いじゃないか。、、、うむ、まてよ?水車があるだろう?



ああ、あるな。



あれの力は力変換ギアでの力変換。そして樽をバラバラにするほどの力を得ることができる!



うわー。嫌な予感しかしないが。一応聞こう。



これをこうしてな。してこうしてこうだ!



、、、レオナル○・○ヴィンチじゃねえか!お前の頭はどうなっていやがる!



何をいっておるのだ?



ああ、いや、悪いがコレじゃ飛ばない。

日本、っていうか地球ではな、既にスピードで浮力いやあ、風を巻き込んで垂直に。くそう面倒くさい。、、、有るじゃねえか。日本古来の。








これでコレが飛ぶのだな?



飛ぶよ!信じろよ。間違いねえよ!お前にとって重力を断ち切って上に行くのが飛ぶことなんだろ?



ああ、おっさん考案竹とんぼだ。竹が何かは記憶共有でわかったが。あいにく無いのでな。木製だ!



うむ。郷愁を感じる。素晴らしい飛行だったぞ?

でだ?私はどうすればいいおっさん。



ああ?んなのペラと軸の長さ。傾き、質量、重さの比重。そこらを調べたら人間にも置き換えられるんじゃないのか?









完成した。自分をのせる籠。天高くそびえるペラ。そしてそれを回転させるトルクを利用した回転機構!

はっはっは!勝ったな。


、、、動かねえんだけど。レバーというか回す所が。重すぎて。

ギア足りなかったんじゃないかって?

歯車はこれ以上継ぎたせん!身体強化?愚か者それでは意味がない!


検証結果。ゴミ1台。









紙飛行機ってのがあってだな。



もう信じんぞ。



いやいや。鳥が飛ぶことを認めてくれるならだな。こういうのがあってな。



ほう、ほうほう、確かにこれなら飛びそうだな。



他にもこんなのとか



ああ、空気抵抗とかいうやつを利用したやつだな。



なんで忍者のムササビは一発なんだよ。



何を言っておるのだ。帆船の原理と同じではないか。



、、、こいつめんどくせえ。









絶好の実験日和だ。いきなり高いところからでは失敗が怖い。

せいぜい館の屋上からだよな。




、、、あー、なんだその。止めとかないか?



何を言うんだ。試さない事には立証出来ないではないか!



えー。そうだなあ。、、、飛ぶ時の地球の合言葉はアイキャンフライだ。



アイキャンフライ?



私は飛べるって意味だ。あと助走大事風向き大事だからな?




任せろ!


風向き良ーし。羽、良ーし。

行くぜ!


「ア・イ・キャ・ン・フ・ラーーーーーーーーーーーーーーーイ!」





ああ。確か歌にもあったな。蝋で固めた鳥の羽根。


皆も作ってみりゃ分かる重すぎる。溶ける以前に飛ぶはずなかったんだ。


あ?俺の痛み?あんがとうよ。ただ俺も興味あったんだ。


いうだろう?雲より高くまた遠くってな。行けたらいいなと。


痛みは共有しないんだって?











クソ痛えよ!バカロイがああああああああああ!!!!!!!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ