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44/150

44.だよね

やあ。満を持しての登場

君等待望のランナートだよ。


多くを語る気はない。


派閥上位の長女を娶った件?


最初はロイの予定だったから私もスルーしていたんだが。


ロイは例の噂が王都で広まり過ぎてね。何故か私の所に来たんだ。


ん?怒らないのかって?貴族とはそんなものだよ。








いやあ、まさかの嫉妬宣言!信じられない。


なんだろう。すごく気持ち良い!彼女達も美女と呼ばれてすこぶる機嫌がいい!


ただなあ、解ってはいたんだ。海近くの町へ取り急ぎ来たが。実はそこまで急ぎではない。


「凄まじい町ですわね。弟様凄すぎませんか?」


「あ、あの未開の地とお聞きしていたのですが?」


うん。そうだよなあそれが普通の反応。



ここは未開の地だった場所に有る海の直ぐ側の町。


え?弟なんか怖くないだろうって?




テメエ!一回弟の兄やってみろ!!!!!!!!


すまない。取り乱した。なんの話だったかな。


しつこいな君達も。はあ、一度しか言わない。恥ずかしいからね。

それにこれでも時期当主だし。


絶対それ言われると思った。あのさあ。馬鹿なの?アホなの?あの弟は何かにつけて俺が如何に天才かと理由をこじつけて敬ってくるんだよ!


敬ってくる相手邪険に出来ないだろう?なるべく期待に答えるのが貴族ってものだろう?兄ってものだろうが!そうなるとああいう態度になるわけだ。


ああ?弟はそんな姿求めていないかもと?


しるかそんなもの!


可能な限り弟の夢を見させ続けるのが兄の役目だろうが!



え?すごくカッコよかった?素敵でした?


、、、だよな。自分でもカッコつけ過ぎかと。


いいえ?本心でなければ彼処まで言い切れないはず?


「コレが弟が求める夢ならば見せ続ける!カッコよかったですわ!!!」


チョット待ってくれ。少しカッコつけ過ぎとか。そっけないとか。思わないの?


、、、そうなの?


、、、、今もしかしてチョーカッコよくない?




うん、婚約者を紹介した翌日一人で朝の散歩してたら囲まれたんだ。


ばあちゃんの配下に。


「ラン。なんと言えば良いのか解りませんが。」


現在、真っ裸で正座中。


原因?朝から領主館突入さ!気になる事があったからね。


そこの門番が融通が聞かないんだ。



同門?(おそらくロイ家臣)以外の方にこの時間は開けられない。


同派閥はダメなのかと聞けば前例が無いので前例を作るためにももう少し時間をくださいと。



無理矢理突入しようとしたらこうなった。


クソ優等生がああああああああああ!!!!!!!!


弟の部下だろうが!そんなん適当に流せよ!


今、家にロイが来てみ?ニコニコ来られたら普通に全門スルーだわ!


俺が許可する!



とはいえ全裸正座は弟にバレたくない。そうなると現場から離れたいだろう?


だから海の視察が最優先となった。取り急ぎの理由となったのだ。







別にロイがバーナ領外に何か仕掛けるなんて6割り程度しか思っちゃいない!


うん?六割だと半分をこえる?すまん計算間違いをしたかもしれない。


とりあえず六割だ!い、良いんだよ計算を数人がかりでしてもらった結果なんだから。


だってあのロイだぜ?興味本位でなんとなくで確実に行動するんだぞ?


だから。王都生活では何かあったら派閥に付く事を優先させている。


なんでって。弟正しいじゃん?面白いじゃん?


俺はわかってるよ。お前の派閥を手伝ってるよ〜って雰囲気にしとけば味方と思ってくれるじゃん?


そしたら何かしようとする前に俺に迷惑かけるかもって踏み止まってくれるかもしれないじゃん!


したら王国にいる4割である身内の派閥と頻繁に会うのも当然じゃん!



ああ!?怖いのかって?怖えよ!色んな意味でな!弟には尊敬できる兄でいたいんだよ!


まあそんなこんなで王都では結構な頻度で派閥の会合に参加してたんだわ。


そしたら派閥の子女と会うじゃない?で彼女らはやはり世評を気にする訳なんだけど。気にし方がちょっと特殊だった。


貴族の女子ってさ。その家の女性たれ!ってかんじなわけ。


で、現在の派閥と実家は超過激派。いつのまにかヤクザだったと。


仕方ないから護身術から剣術等に授業の重点を変更。脅し方やドスの効いた声の出し方。何処でキレて直ぐに殴る練習とかさ。もう斜めに一直線なんだわ。

メンチ切る練習で睨めっこエピソードは大分和まされたけどな。


流石にそれはって思って。派閥の方針や弟の戦略予想とか色々聞かせたね。結果は何故か萎縮した。俺以上の天才っていう意味でね。仕方ねえじゃん。アイツマジ天才だし。


知らなかったんだよ。彼女達がロイの婚約者候補だったなんて。


自分達のような凡庸では足を引っ張りかねない。どうしたらいいか?って。ただなんとなくって雰囲気で聞かれたら、本人無理でも関係者にでも繋がり作っとけばってその場は答えたわけさ。


そしたら親達がそれは名案だと。しかし直系出すのもまだ怖いから姉妹で良くね?みたいな感じで決まったのが先日の結果だ。


そして俺の場合。言って良いんかなコレ。ガチのロイ婚約者候補筆頭がこっち来たんだわ。やべえ。なんでこうなった?焦って詳しく聞いたのだが。


だめだ。やり過ぎたらしい。真実を伝えすぎて怖くなったと。尊敬、畏怖の念が先行して支える勇気が持てない。自信がない。らしい。


彼女らの両親が繋がりで良いなら兄でも良くね?幸いお前ら萎縮しとらんしってさ。


バレたら恨まれる。クソ!派閥が俺を売るとは!良いもんね。ストレス発散でもっと過激に行くもんねー。なんて感じで適当やってたら時が満ちて現在に至る。


自業自得って話なのさ。




「派閥の、いえ派閥の家紋の一つはこれで間違いないですね。」


作ってもらった領民カードのロイ家の、もといバーナの家紋を彼女が見ている。何度も見ては撫でている。ずっと欲しかった物だそうだ。

派閥の家紋の一つと言ったが、正確にはこの家紋がある派閥と言いたいのだろう。

彼女が持った尊敬と畏怖。健在どころか、この領に来て確信へと至ったらしい。


「だってこのバーナ領って一番しぶとく生き残りそうなんだもの。」


そういって恥ずかしそうに再びカードの家紋を撫でる。

しぶといから保険になる。生き残るという事は希望を持てるという事だ。色々な意味で。


「否定致しませんそれは。」


そう言いながらももう一人の婚約者が領民カードの表と裏で光る家紋を交互に見ている。彼女の場合は畏怖の方が大きかったハズなのだが。


彼女の言いたい事を理解し、縁起物と考えたようだ。







弟に教わった道を婚約二人を連れて歩く。


後方にはロイに付けられた警備兵。


うん。後方の方は前回注意したよね。


そこで海の向こうから登る日をバックに!


テカテカした男達が!(臨時筋肉護衛隊)


なんで私達を見守って持っているんだ!!!!


ヤケに笑顔だな。クソ、怒りたくてもこれでは怒れん。


「た、、、、、大儀である」


コレしかいえないよなあ。え?語微力?


それって相手が理解して初めて通用する力だぜ?


視察に護衛という監視が付くのは理解るが。人選はなんとかしてほしい。


領民カードの裏のイバーナの家紋って消せないのだろうか?













異世界特典。言語理解。

そこは普通チートスキルだろ!と思ってましたが。


本気でクズスキルと嘆きました。


領主のロイナート様が


え?翻訳いらんの?その言葉を意味を理解できるスキル!!!!


当時ロイナートはそう言ってくれました。






「すまない。君の美しさに参ってしまった。」


えっと。シラフでしたよね?いえ、一応支えますが。


「美しいひと。すまない。少し休ませてもらえないだろうか」


ベタです。そしてワザとらしい。振り返れば何でと思う事も多々ある。




ええっとここ、この領一超高級料理店件そのああいう施設らしいと


え?いやなら帰って構わない?相手貴族ですよ!


振られたと思って簡単に諦める方だ?気にせず帰れ?つうか帰ってくれと。


だいぶ警戒されてたんだな。




、、、帰らないともしかしたら恋人とは言わないけど愛人になれるんじゃ?


たまたまの好奇心、否、覚悟だった。そして幸運だった。え?今?


第1都市に豪邸貰って愛人してますが何か?




貴族の金持ちで自由をくれるクソ優しい相手で、何かしてあげたくても


すでに周りが必死に埋めていた環境ですが。


それでは私としては悔しいんですよ!たとえ結婚出来なくとも!









「ロイ様の愛人ですが何か!」

すみません。〇〇状態で思いつきだったのと途中で寝落ちした為、後日直せば良い程度で適当に投稿してました。

いい加減直そうとなんとなく後ろからとか色々修正やってみたら、たまたまある程度思い出せました。


また修正すると思います。

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