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122.不思議と興味

異世界。


地球とは法則が違う世界。


脳が現実としての処理が追いつかない。


追い付かないが目の前の現実世界では現象として発生する。


え?お前は誰かって?そうだよオレだよオレオレだよ!








この数ヶ月。写本ばっかりの生活。色々やるはずだったのに写本ばっかり。なんで?


字が綺麗だってさ。


ユニークスキル:言語理解【カンシャセヨ!】

       :言語翻訳【オンケイテラワロスw】


感謝しておりますユニークスキル様。


しかも内容見放題。禁書?有るらしいけど回ってこないから読めへんで?一般人に許可がでないらしい。でもさあ。上級魔法まで読めるんやで?


んで上級を読んだ結果の考察。土地が死ぬ。


可能性的に自分が使えるまでになるかわからないけど書物の内容を読み解く限りそんな雰囲気が滲んでいた。


初級書にまず万物に魔力的もしくはそれに似たようなエネルギーが有ることを前提と記されていた。

従って魔力操作の練度を上げれば誰しもが体内にある魔力でいわゆる生活魔法の発動が可能らしい。んで魔力操作訓練方法についても書いてある。事細かに。

ぶっちゃけ使いまくれ。慣れろだってさ。



中級書になると体内魔力を体外魔力に働きかけ操作しそれなりの威力の有る魔法の発動が可能。

ここで更に魔術について触れてくる。魔術とは予め設定された魔法を術式を用いることである程度であれば誰しもが発動可能であるとされている。

前提条件としては魔力操作の練度の一定以上とイメージ力だそうだ。イメージは現象をしっかりと捉える事が大事である。火は何から出来ているかとか水の構成とかだってさ。

異世界人にそんなの解るんかね?



上級書、、、コレひどくね?中級書を否定してる気がする。体外魔力を体内魔力で操作する。が、その時対象からエネルギーを奪うイメージも必要と。浸透させて働きかける。力技で。力ってのは魔力操作練度。簡単に言うと人相手なら相手から手をもぎ取ろうとするじゃん。相手は必死に抵抗するじゃんって事らしい。

さらに中級でイメージと言ったのは嘘というか魔術の術式であればそんなのお構いなしに発動すると。ただし出力調整とか奪う為の力も加わるから効率が悪くて魔力操作練度が高い者の初級魔法に中級魔法では勝てない。弾き返されると。


上級魔法書を最後までシコシコ写本する。

最後のページに一枚紙が挟まれている。


、、、上級魔法書は禁書だそうです。

興味有るでしょ?って領主様の直筆の紙が挟まっておりました。しかも理由。面白そうだから。

メグミさんが優秀ってのもあったけど暇人なら研究手伝ってくれるよね?って感じらしい。


だから魔力操作練度上げろと。コレってお願いじゃなくて命令だよね?


訓練の仕方も事細かに書かれている。


まるで指示書。


、、、断れると思うか?








朝一。起床。まずベッドの上でストレッチ。


表に出ます。朝食前に太極拳。


太極拳?って思うだろ。違うんだ。動き的に太極拳なんだよ。ゆっくりとした動きで指先に意識を素早く集中し魔力を流し込む。その姿勢で5つ数える。もとの姿勢に戻してゆっくり片足を上げて同じように足の裏に意識を集中しって感じ。


呼吸は深呼吸方式で魔力を指先に集めるときに深く吐き出す。一通り終えたら今度は逆で集める時にゆっくり息を吸い込む。


体内の魔力を自在に動かす練習。早く動かせるようになればなるほど良いらしい。あと意識と逆の操作で出来るようになる訓練。


正直従ってやってるだけなので深い意味は知らん。

コレをやってみろ。報告書を書けってだけだからな。


んで、次に目に魔力を集中し魔力視を発動。自分の指先に魔力を集める。魔力が集まっているのか魔力視で確認。ってかそれも訓練みたいな?


正直この魔力視には混乱した。目に魔力集中って目からビームでも撃てってかと思ったが。そうではなくて魔力のメガネを掛けるイメージで自分の魔力を見るってイメージだった。


魔力視使えるようになるのにあの初級の魔法書応用編の写本が役にたった。


そして、、、見よ!


「火よ!」


指先に火が灯る。ろうそく程度の火だけどね。魔法だよ。ワイも魔法使いの一員だおw


え?もしかして領民全員その程度の魔法は使えるんじゃないかって?


フッ。全員じゃありません。夜間にまだ通っていない人や領民なりたての人とか赤ん坊とか使えませんよ~。


言ってて虚しくないかって?子供ですら使えるって事だろうって?


おいおい、妄想オーディエンス諸君。君らだって使えないじゃないか。悔しかったら使ってみなw


子供達が普通に魔法使ってたおw身体強化もお手の物っぽかったおw


ワイ子供レベルにすら達してなかったおw


泣きそうなんでここまでにしておこう。



でだ。最近の写本内容。魔術書と刻印術式。


気になるよね?めっちゃ気になるよね?


魔術書だよ?覚えれば誰でも使えるお手軽魔法。そんな素晴らしい魔法がこの世界では確率されているんだぜ?皆も知りたいよね?


ああ、結論から教えてやる。今のワイでは使えんかってん。


魔力操作練度が低すぎたおw


え?


やり方教えろって?


ええで?絶対出来ないと思うがな!


まず魔力を指先に集めます。んで指先の空間?に体外魔力というか大気中の魔力に働きかけて円を指先で描きます。そう、丸を書くんよ。


んでこの時大事なのは魔力を変換せずに魔力として滞在というか留めさせる訳よ。光とかに変換したらあかんで?


、、、こうなるわけよ。


目の前に魔力で描いた円は、円を保つ前に霧散していく。この現象は魔力操作練度が低い為かイメージが足りないために起こる現象らしい。


出来ないわけですよ。


コレなら魔力操作で魔法出した方が早い。流行らん訳だよね。


詠唱?詠唱しながらやって見ろって?お前らがやってみろよ。詠唱しながら魔力集中して魔法陣描くんだぞ。小っ恥ずかしい以前にそんな事出来んわ!







この学術書ってか領主様の研究書?コレってすごいな。失敗例まで事細かに研究されてるわ。



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