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5. リバイブボーナス

〈ダンジョン・シーカー協会〉の設立より時を遡る事およそ1ヶ月。

全開の窓より入る風に乗せて運ばれる蝉の声は、梅雨が明け、夏が訪れたことに気付かせる。

目覚めた圭佑は、自宅の庭にて木刀の素振りを行う。30分ほどでそれを終えシャワーを浴び汗を流す。

そして朝食を食べ終えた圭祐はまとめた荷物を持ちダンジョンへと潜る。


…………………………………


あの日、青いゴブリンに刺し殺された圭佑は、気付けばダンジョンの前。即ち、祖父の部屋で目覚めた。

殺された事で冷静になった圭佑はダンジョンに恐れを抱き、入り口を固く閉ざした。

しかし、ダンジョンはそう簡単に圭佑を離してはくれなかった。

ダンジョンの魔素を長時間吸ってしまった圭佑は、殺されたときの恐怖を忘れ、そしてダンジョンへの探究心に打ち勝つことは出来なかった。


〈ダンジョン・シーカー〉の墓場は〈ダンジョン〉にあり。〈ダンジョン・シーカー〉となりダンジョン内の魔素を長時間吸ってしまった者は、例え病気になろうが、大怪我を負おうがダンジョンへと潜る。

圭祐も例に漏れず、1度は自身を殺したその場所へ戻ってしまう。


再びダンジョンへ潜ることになるのは、ダンジョンで殺されてからたった3日後のことであった。



再びダンジョンへ潜った時圭祐はあの日頭に響いた言葉を思い出す。


 《ダンジョンの1階にて死亡しました。》《ダンジョンの1階にて死亡されましたのでリバイブを発動します。》《初めてのリバイブを確認。リバイブボーナスを与えます。》《スキル【分身】を取得しました。》

 《ダンジョンの外へ転送されます。》


その言葉を考えると、ダンジョンの1階では死んでも復活するという事なのかと、そう考え油断する圭祐はその日の内に再び青いゴブリンと出会い、殺され、そしてリバイブすることとなる。

それからも何度もダンジョンへ潜った結果、少なくともダンジョンの1階で死んだ際は、何度でもリバイブすることが出来ることを知る。

また、携帯は繋がらないこと、時間の流れはダンジョンの外と同じであること、そして魔法が存在することを知った。


…………………………………



ダンジョンを歩く圭祐はゴブリンを発見する。

(【略奪の魔眼】、【分身】)

スキルを使用すると、圭祐の隣に圭祐の分身が現れる。分身がゴブリンに近付くとゴブリンはそれに気付き「グギャッ」と鳴いた後、分身に襲い掛かる。

分身がゴブリンの攻撃を受け止めると、頭の中に聞きなれた声が響く。

《スキルポイントを1獲得しました。》

スキルポイントを得た事を確認した圭祐はゴブリンの背後に周り、背後からゴブリンの首をナタではねた。

《ゴブリンを討伐しました。》

ダンジョンへ潜り始めた日から、ゴブリンを狩り続けレベルを上げていた。

一閃にて敵を倒した圭祐の現在のステータスは、死んだ日より着実に強くなっていた。



 田中圭祐 ヒューマン ♂

 Lv 8


 〔ステータス〕


 HP 51/51MP 30/45

 ATK 29+3 DEF 28+4

 AGI 31 MAG 27


 TEC 12


 所持スキル

 〔EXスキル〕

【スキルポイント】(-)【略奪の魔眼】(Lv6)

 〔Nスキル〕

【鑑定】(Lv8) 【分身】(Lv8)【身体強化】(Lv5)【火魔法】(Lv3)


ステータスの伸びは一定で、Lvアップ毎にHP MPは5

その他、ATK DEF AGI MAGは3ずつ上昇している。

研鑽ステータスであるTECは11の上昇が見られた。

このTECだが、Lvアップとは関係なく、戦闘後に上がっていることもあれば、ダンジョン外で素振りをしている時にも成長をしており、それに気付いてからというものは毎朝、素振りの時間を取り入れた。

また、Lvは6上昇したが、ここ1週間ほどはかなりの数のゴブリンを倒したものの動きが見られない。

そろそろゴブリンの討伐だけではLvアップは見込めないのではないかと圭祐は考えている。

そしてスキルである。

ゴブリンを発見するたびに【略奪の魔眼】を使用することでスキルポイントを獲得し、所持スキルのレベルを上げた。

【略奪の魔眼】はLvが6になった事で略奪に掛かる時間は5秒ほどになった。

【鑑定】はLvを上げるも未だ大きな変化を見せることは無い。

そして、〈リバイブボーナス〉により取得した【分身】はLv8まで上昇させた。現在、圭祐のダンジョンで行動する際、メインとして使用するスキルであり、効果はMPを15消費することで、自身のステータスの1/10を持つ分身を作り出すことができる。また分身は圭祐の持つスキルは使えないというものだが、スキルのLvアップにより効果時間と分身のステータスが上昇し、現在のステータスでもゴブリンの攻撃を受け止めるくらいのことは可能である。

現在の効果時間はゴブリンに倒されなければ1時間ほどで、分身が消えるとまた新しい分身を作りだしダンジョンの探索を行っている。

圭祐は分身でゴブリンの気を引いている間に【略奪の魔眼】でスキルポイントを略奪。その後隙を見つけてゴブリンの撃破という戦い方をしている。


新しく手に入れたスキルは2つ。【身体強化】と【火魔法】で、【身体強化】はLv3に上がった時に、【火魔法】はLv5に上がった時にそれぞれ取得した。

【身体強化】はその名の通り、魔力を消費することで身体能力を上昇させることが出来るスキルであり、MPの使用量により強化の度合いを選択することが出来る。


そして【火魔法】は圭祐が夢にまで見た【魔法】であった。取得した日はひたすら火魔法を使用し続け、スキルポイントを持っていただけ注ぎ込んだ。しかし武器で倒すことに比べると派手な音が鳴り、1度青ゴブリンを呼び寄せてしまったことから、青ゴブリンと戦えるレベルになるまでは使用しないと心に決めた。





《スキルポイントを1獲得しました。》

「シッ!」

ゴブリンを狩り続ける圭祐。

スキルポイントは少しずつ溜まっていき、いつの間にか必要なスキルポイントが低い【鑑定】のレベルは9となっていた。

読んで頂きましてありがとうございます。

気付けばブックマークやptも入れていただいていたみたいで//


本日もう1話あげれたらいいなーって思ってます。


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