第五章supplement
◆元徳魔法・大罪魔法
元々、元徳魔法は勇者が、大罪魔法は魔王が、
それぞれの権能を配下に分け与えることで確立していた魔法。
権能を分け与えることで新たに魔法を習得する者も、
既存の魔法が強化される者もいる上、
一つの権能で目覚める魔法も一種類ではない。
過去にあった魔法技術の衰退期に
権能に関係する鍵となる素質が散逸したことにより、
魔王や勇者に関係ない者が独自の研鑽をもって
元徳や大罪の権能に目覚める場合も多くなり、
今では様々な形で研究が進んでいる。
権能に目覚めた瞬間、内部から滲み出るように
自分の中の魔力がハッキリと濃く、重く変化する感触がある、
目覚めた権能に関する知識が沸き上がるように備わるなど、
権能に目覚めた者には自覚症状が出る。
対立関係は以下の通り。
七元徳 七大罪
勇気 ⇔ 憤怒
正義 ⇔ 傲慢
英知 ⇔ 暴食
節制 ⇔ 強欲
信仰 ⇔ 嫉妬
希望 ⇔ 怠惰
慈愛 ⇔ 色欲
◆“マギア・テイル”
ヴァルトおよびミルツの出身となる世界で作られたゲーム。
VR世界にて自身の分身を作成し、
様々なシナリオを読み、クエストをクリアして、
NPCたちと関係を築きながらシナリオを進めていく。
現在は勇者ルート(俗にいうRPGルート)と
王者ルート(俗にいうギャルゲー・乙女ゲールート)の
二種類が実装されており、
魅力的な各種NPCが主人公に侍る形で宣伝されている。
主な登場NPCは
男性側はリディアル・ラスティエル・ロストワルト等、
女性側はミミルーシャ・ネリシア・サルビア・ニーシャ等。
◆召喚術・召喚術士
術者以外の生物および非生物を、術式で使役する術の総称。
存在する魔物や動物を術式などで支配・使役するテイム術、
非生物に論理判断術式を与えて使役するゴーレム術、
非生物を元に生物を生み出して使役するホムンクルス術の
三つに大別される。
使役される生物は召喚獣と呼ばれ、
様々な方法で術者を支援する存在となる。
使役される存在は術者が術式を構築することで、
任意に遠隔地などから呼び寄せることが可能なことから
召喚術という呼び名が付けられた。
だが生活を共にする等、魔物や動物と信頼関係を結び、
魔術を使わずに使役する者も居ないわけではない。
魔術による支配を行わない者はテイマーと呼ばれる。
利点としては、
召喚獣自身の魔力を術者の魔力と共有することで
術者のみでは魔力供給の難しい術式を行使できることや、
術者のみでは活動が難しい環境に召喚獣を向かわせることで
偵察や術式の使役などの高度な戦略行動を行えることが
代表例として挙げられる。
欠点として、魔力や術式の構築能力、戦略立案能力など、
召喚獣を行使するために術士として高い力量が求められる。
例えばテイム術であれば、
他の生物や魔物を使役するという能力の特性上、
術者として相手を支配するだけの術式の自力構築が
最低限必要不可欠となり、優れた術士でなければ、
高い能力を持つ生物や魔物を使役することが出来ない。
支配に失敗した召喚獣は術士への反逆行動を取るため、
召喚獣の反逆についての備えも必要になる。
またホムンクルス術であれば、
反逆の危険性こそないが不安定かつ不確定な要素が多く、
普通の術士は生物を生み出すことすら不可能。
ゴーレム術は以上の難点を回避可能な場合も多いが、
召喚獣が非生物であるため、柔軟性に欠ける場合が多く、
繊細な動作や行動が難しい場合が多い。
現代においてはテイム術が主流で、
過去に優れた術士がテイム術の術式を定型化した上で、
共同生活を送って魔獣を人に懐かせて繁殖、
弟子などに懐いた魔獣と契約させることで
召喚術士としての教育・育成に成功した例が存在する。
現代では忌み嫌われる死霊術は、
厳密には死者を素材としたゴーレム術と分類されるが、
様々な危険性を内包するため、公には禁術扱いとなる。
な・・・何とか終わった・・・
というか、先の展開を考えてないと
こうもネタを出すの苦労するんですね…
プロットを少し考えるようにせねば…
しかし勉強も進めねば…
やることが…やることが多い…
よいこのみんな!
コロナの第二波が云々という噂もあることだから
キチンと予防しような!




