表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
霧中のゴリラに手向けの花を。  作者: 津田渦耶
2/2

望ませてはならない。深淵より深い糸よ

逃ガスナ危険。オレタチハ警告シタ

突如として物語は進展する。


それもまた仕方のないことだ。

なぜなら、進まないストーリーに付き合う者はいないからだ。走らないランナーを見続ける人はいないからだ。

日常に浸るならそれも一興。しかし時間は私を待ってくれない。ついでに奴も待ってはくれない。

たとえば、それは強敵との邂逅。または、恋愛事情の変化だったりもするだろう。


だが、またしても奴は私の思い描くストーリーをなぞらせてくれないようだ。ときめきたい…

それならば、返す答えはすでに決まっている。

というよりは、すでに答えている。


「私はこんな展開は認めてやらないのである!!」




□チシブキ



目覚めの音は心臓を揺らした。

意識を揺らされる、というのは正しい表現ではないだろう。心臓どころか、身体まで撥ねてしまったのだから。じゃあ死んでるじゃねえか。正しくは跳ねてしまったのだ。

ともあれ非常にびっくりした。

びっくりした…。


目覚めッ!それは響く銅鑼の爆音ッ!!といった感じをご想像いただこう。銅鑼がわからない方は、テスト中に耳元でシンバルを全力でばし〜んとするのを想像しよう。

はたして次は何が起こるのだろうか。正直なにも起こらなくていい。ぷりーずぎぶみー平穏。

急な起床は体に悪いの、ご存知ない?自分あと五分だけ睡眠よろしいか?よろしいな。おやすみ…


「「ウオオオオオオオオオ!!」」

意外ッ!それは野太い雄叫びッ!!


あくまであいつは私に"仕事"をしてほしいようだな!

今度は跳ねるどころかもう飛び起きてしまったわ。

よし受けて立とう敵はどこだ!画面の向こうだな手前ァ!私はなんだって知ってるんだぜ!!

「うおらかかってこ…うおっ!?うおおっ!?」


ゴツイ腕に掴まれ、荒い縄で縛られ、その場に座らされることわずか0.2秒ォオオ!

あまりにも早い縄回し。俺でなきゃ見逃しちゃうねっ☆ 見逃さなかったとは、言っていない。


何という展開の速さ!作者がいかに結末を急いでるかがわかる、わかるぞ!どうせ"転"まで適当に飛ばすつもりだろ。

「なにしやがるんだこのやろー!…はな…はなせ……?」

oh…褐色のスキンヘッヅ ブラックなアイズ FIGHTING GUYs so I confuse…

混乱が混乱している。思わず下手なラップで現実を逃避しようとしてしまった。


次第に動きだした頭をじっくり使ってあたりの状況を解説してやろう。

まず、まだここはゴリラ畑だ。毎度パワーワードすぎる。

そして、目の前では戦闘が戦い、闘っていた。

一方は、おなじみゴジラたち。誤字らw(激寒)ゴリラたち。ウホウホウホホ。説明する気にならない。

そしてもう一方は、槍と弓を構える男どもだった。

褐色ナイスガイな人間である。二人目に出てくるのが名もなき漢でよろしいのか。ま、いいんだろうな。そこに意味は見いだせないのでな。


 槍がゴリラの肌を切り裂く。

 ゴリラの抵抗は虚しく、矢がその胸を貫く。

 ゴリラの頭が前に出、人間軍のそれと相まみえる。


 人類と、ゴリラの戦いに決着がつくとき───。


シュールッ!突っ込まずにはいられないッ!!

更新が遅いのは個人的な事情なので次はもうちょい早いのでは?

では。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ