個人的 FC互換機レビュー
古いファミコンソフトを気軽に遊ぶため、普段使いできるFC互換機を探していたら、思いもよらず、大量のFC互換機を手に入れてしまいました。
そういうわけで、今回はいろんなFC互換機を試した結果を、個人的な感想を添えて紹介していきたいと思います。
互換性をチェックするために、筆者手持ちのファミコンソフトの「アイスクライマー」と「ディグダク2」を各互換機で動かしてみました。
(アイスクライマーは初期型のソフトが動くかどうかの参考に、ディグダグ2は互換機とは相性の悪いナムコソフトが動くがどうかの参考になると思います)
・ネオファミ(紅白バージョン)
筆者が手に入れたのは紅白バージョンですが、多分どの色でも互換性は同じだと思います。
外観は初代ファミコンを真四角にした感じ。電源を入れると、電源ボタン自体が光るのはいい。大きさはCDケースくらいで、厚さはケース4個分くらい。
付属のコントローラーはスーパーファミコンのコントローラーみたいなタイプ。ABボタンに加え、各連射ボタンのついた4ボタンコントローラー。スローモードもついている。
テストしたソフトは両方とも動作。互換性は高いかと。さらに、メーカーサイトに互換性をチェックした各ファミコンソフトのリストがあるので、遊びたいソフトが動くかどうかをあらかじめ知ることができるのがいい。
(ただし、全ファミコンソフトが記載されているわけではない)
[動作チェック:アイスクライマー○ ディグダグ2○]
[個人的評価:互換性「A」デザイン「A」操作性「B」利便性「A」(FC互換機で互換性をメーカーが公表しているのは知っている限りネオファミだけ。これには高評価。コントローラーは十字キーが少し硬い感じがあったかな?)]
・FC HOME 88/FCコンパクト
この2機は外見も中身もほぼ同じだった。(他にもFC HOME 88と同型と思えるFC互換機は多数存在するみたい)
ファミコンソフトを差さずに電源をいれると内蔵ゲームのリストが起動する。(内蔵ゲームは88タイトル)
外観、サイズはネオファミとほぼ同じ(電源ボタンやリセットボタンのデザインと位置が違うだけ)。電源を入れると、LEDが光る。(ネオファミに比べるとちょっとショボいw)
付属コントローラーは長方形。ボタンは連射機能ありの4ボタン。スローモードがついているが、ボタンの位置がコントローラーの中央にあるので間違って押しやすい。十字キーはコインタイプでグリグリ動かすことができるので操作しやすい。
互換性はディグダグ2がダメだった。アイスクライマーは問題なし。
[動作チェック:アイスクライマー○ ディグダグ2×]
[個人的評価:互換性「B」デザイン「B」操作性「B+」利便性「B」(コントローラーは操作良好……なんだけど、スローモードがよく誤作動する。スローモードははっきり言って邪魔。コントローラーの操作性以外全て、ネオファミの方が上。FC互換機のコントローラーコネクターはほとんどが同じ9ピン型なので、コントローラーは他の互換機でも使用できる。つまりはネオファミにこのコントローラーを繋いで使った方がいいという結論に至るw)]
・プレイコンピューターレトロ
ソフトを差さずに電源を入れると内蔵ゲームのリストが起動。内蔵ゲームは118タイトルもある(過去記事にて内蔵ゲームをレビュー済)
外観はちょっとでっかいファミコン。何気にコントローラーを本体の脇にセットできるところがいい。
付属コントローラーはFC HOME 88と同じタイプ。だが、スローボタンが潰されていてスローモードは使えない。(筆者的には大歓迎w)
互換性はこちらもディグダグ2NGのアイスクライマーOK。基盤が同じなのかな?
[動作チェック:アイスクライマー○ ディグダグ2×]
[個人的評価:互換性「B」デザイン「A」操作性「A」利便性「B」(互換性はFC HOME 88とほぼ一緒。内蔵ゲームが多い分こちらが上か? コントローラーを本体脇にセットしておくと、まさにファミコンという外見になるのがいい。……ちょっと大きいけどw。コントローラーはFC HOME 88のコントローラーのスローモードなしなので操作性良好。FC HOME 88のコントローラーもそうだけど、ケーブルが細いので根元の部分が断線しやすいのがたまにキズ)]
・FC Compatible Player X3/FCコンパチブルプレイヤーX SPカラー
こちらの2機は色違いの本体になるのかな?
内蔵ゲームはないけど、専用のカセットが付属されており、それをセットすると内蔵ゲーム30種が遊べる。
(ちなみに専用カセットを他のFC互換機にセットしてみたが無反応――起動しなかった。……これはコンパチブルプレイヤーの内蔵ゲームを起動させるための鍵みたいになっているのかな? だったらこんな回りくどいことしなくても、他の互換機同様ソフトを差さずに立ち上げれば起動するようにした方がよかったんじゃ?)
付属コントローラーはPSのコントローラーみたいなタイプ。連射機能付きの4ボタン、なんだけど、コネクターがUSBになっているので他の互換機では使えない(他の互換機のコントローラーをこちらで使うこともできない)
問題点は他にも。映像ケーブルとUSB電源ケーブルが本体から伸びていて取り外しができない。しかも、映像ケーブルとUSB電源ケーブルが一緒になっている。テレビのUSB端子から電源を引くことを想定しているようだが、USB端子のついていないテレビではものすごく不便。(他から電源を取ろうものなら、USBの延長ケーブルが必要になる)
互換性も悪く、アイスクライマーもディグダグ2も満足に動かせなかった。
[動作チェック:アイスクライマー× ディグダグ2×]
[個人的評価:互換性「C」デザイン「B」操作性「C」利便性「D」(これはひどい、としか言いようがない。不便な上動かないゲームが多い。外観はPOPなデザインでいい。が、そのせいで見た目でこの本体を買って後悔する人がいそうで、よりたちが悪いw)]
・GC Game Computer JOYFUL 2nd
本体外観は小さめの真四角。こちらも機種もいろんな色違いがあるみたい。(筆者がチェックしたのは本体が黒色で付属コントローラーがSwitchみたいな色のタイプ)
内蔵ゲームは30種。付属コントローラーは長方形の2ボタンで連射機能はない。問題は連射機能がないことよりも、コントローラーのケーブルが短すぎること。はっきりいって本体を手元に置かないとケーブルの長さが足りない。
互換性はアイスクライマーOK、ディグダグ2NG。やっぱりナムコ系が動かない互換機が多いなぁ。
[動作チェック:アイスクライマー○ ディグダグ2×]
[個人的評価:互換性「B」デザイン「B」操作性「C」利便性「C」(付属コントローラーのケーブルがとにかく短い。幸い9ピンコネクターなので他の互換機のコントローラーを使えばいいのだが、それができるのは他の互換機を持っている人のみ。互換性がいいわけでもないので、それなら他の互換機で遊んだほうがいいw)]
・PLAY COMPUTER フェイバリット/PLAY COMPUTER SP
本体外観はアルファベットのHを太くした感じ。この2機もおそらく色違い。他にもいろんな色違いがあるみたい。そのなかにはエヴァンゲリオンっぽいカラーもw(筆者がチェックしたのは白い本体と黒い本体)
内蔵ゲームは30種。付属コントローラーはPSっぽいタイプで連射機能ありの4ボタン。
互換性はアイスクライマーOKのディグダグ2NG。
[動作チェック:アイスクライマー○ ディグダグ2×]
[個人的評価:互換性「B」デザイン「B」操作性「B」利便性「B」(外観も互換性も普通。目立った特徴はない。エヴァンゲリオンカラーの本体なら少々は使う価値がある、かな?)]
・PLAY COMPUTER PRO/HOME GAME COMPUTER TYPE-W/GAME CASSETTE COMPUTER NEXT
この3機もおそらくは色違いなだけで中身は同じ。外観は長方形で埃除けを手で上げないとゲームソフトが差せないタイプ。内蔵ゲームは9種あり。
付属コントローラーはPS型連射機能付き4ボタン。ただ、十字キーがコインタイプになっていてグリグリと動かせる。十字キーの操作感覚はネオジオポケットのスティックに近い感じ。
互換性は意外に良く、アイスクライマー、ディグダク2共に動作を確認。
[動作チェック:アイスクライマー○ ディグダグ2○]
[個人的評価:互換性「A」デザイン「B」操作性「B+」利便性「B+」(互換性だけを見るなら、これかネオファミかかな? ――ただ、こちらにはLEDなどがついていない。埃除けを手で空ける仕様も好き嫌いが分かれるかと)]
・Play Computer W 5th
外観は縦置きのWiiみたいな感じ。内蔵ゲームは9種類。
付属コントローラーはPS型連射機能付き4ボタン。コインタイプの十字キーでグリグリ動かせる。
この機体には致命的な欠陥が。ディグダグ2、カートリッジスロットに入らなかったToT
この機体のカートリッジスロットには通常サイズのファミコンカセットしか差さらない仕様になっているみたい。
これはかなり致命的。互換性うんぬんの前に、カセットが差せないんじゃ意味がない。
ナムコ系のソフトやタイトー系のソフトはほとんど差さらない。他にも特殊な形をしているソフトはダメ。一般的な形のファミコンソフトしか使えない。
[動作チェック:アイスクライマー○ ディグダグ2? *カートリッジが差さらないためチェックできなかった]
[個人的評価:互換性「D」デザイン「A」操作性「B+」利便性「E」(遊べるソフトがおもいっきり制限を受ける。外観は面白いのに構造が全くダメ。もし購入するのなら、ネタのつもりで買った方がいいw)]
・ホームコンピューターSP
外観はメガドライブ2みたいな感じ。内蔵ゲームは9種類。付属コントローラーはPS型連射機能付き4ボタンの十字キーコイングリグリタイプ。
互換性も高く、アイスクライマー、ディグダグ共に動作を確認。
[動作チェック:アイスクライマー○ ディグダグ2○]
[個人的評価:互換性「A」デザイン「B+」操作性「B+」利便性「B+」(こちらも互換性の高い機体。外観がメガドラ2っぽいので好みによってはネオファミ、PLAY COMPUTER PROとの選択肢に入れるのもあり。ただ、こちらにもLEDなどはついていない)]
・ふぁみ魂家郎 Vol.6
いろいろな機種が発売されている、互換機の老舗ゲーム機。今回、筆者が手に入れたのはそのVol.6。
付属コントローラーは真っ白な長方形の連射機能付き4ボタン。9ピンコネクターで他の互換機でも使用可能。ケーブルも太目で丈夫そうで、十字キーがセガサターンやメガドライブ2のコントローラーの十字キーみたいになっていて使いやすい。(しかもスローモードがついていないw)
なんかちょっとカセットが差しにくい気がするんだが、これは個体差なのかな?
内蔵ゲームは7種類――なんだけど、どれも既存のファミコンゲームのプログラムを改変したと思われるデッドコピータイトル。これを、「○○に似たゲームが入っていてラッキー」ととるか「デッドコピー気持ち悪い」ととるかで価値観が変わる。
互換性はディグダグ2は正常に動作したが、アイスクライマーが何度起動させても表示がおかしくなる。
[動作チェック:アイスクライマー△*なんど起動しても画面がバグって表示される。 ディグダグ2○]
[個人的評価:互換性「C」デザイン「B」操作性「A+」利便性「C」(カセットが差しにくい、なんか画面がバグる、デッドコピーゲームが入ってるなど本体自体はイマイチだが、付属のコントローラーが秀逸。コントローラーはVol.6以降変更されたようで、以前のふぁみ魂家郎のコントローラーとは比べ物にならないくらい良くなっている。本体はどうでもいいがFC互換機用のコントローラーのためだけに入手する価値がある)]
以上で今回手に入れた互換機は終わり。
そして、筆者が普段使いように選んだFC互換機は――「ネオファミ(紅白バージョン)」にしました。
理由としては、メーカーサイトに動作確認報告があり、それにより筆者の手持ちゲームがほとんど動作することが確認できたからです。
ただ、コントローラーはふぁみ魂家郎Vol.6のコントローラーが圧倒的に使いやすいため、ネオファミ付属のコントローラーは使わずにふぁみ魂家郎Vol.6のコントローラーを使うことにしました。
そういうわけで、筆者個人的におすすめのFC互換機は、本体「ネオファミ」コントローラー「ふぁみ魂家郎Vol.6」です。




